『マルケス:バニャイアがあんなミスをするとは思ってもいなかった』
★3月22〜24日、ポルトガルGPが行われた。
★24日(日)、マルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が決勝でフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)と共に転倒し、再スタートして16位となった。
★同転倒に関し、両選手とも処罰はされない。
★レース後会見で、マルケス選手は真剣な面持ちで話していた。
★マルケス選手のコメント。
【今回の決勝については?】
「モトGPにはこう言うことがあるもんで…後方スタートで目の前に集団が走っていて、自分のスピードがかなり上だったりすると、オーバーテイクが難しくなってしまうんですよ。
今日のレースは、序盤は考えがはっきりしてなかったんですが…フロントタイヤのフィーリングを掴むのが難しくってねぇ。
それで焦らず、チャンスが巡ってくるのを待つことにして…タイヤがタレてしまうかどうかを確認してからって思ったんです。
終盤は良い感じでしたよ。その辺りで自己ベストも出してたし。終盤はマシンが本当に乗りやすくなったんで、その結果、タイムが上がったんです。」
【しかし、ゼロポイントとなってしまい…】
「また0ポイントなんて残念ですよ…とにかく、第一目標はトップ5入りなんだから。もうちょっとだったんですけどねぇ。
でも、ポジティブなこともあったんで…スピードが出てましたからね。」
【バニャイア選手との接触転倒については?】
「ペッコが予想外のミスをしてしまって…アコスタに抜かれた際、ペッコはタイヤでかなり苦戦していたんですよ…まだ3周も残っていたのにね。
僕らは5〜6位争いをしていたわけで…あんなにタイヤで苦戦してたら、ここで抜かれなくても、次のコーナーで抜かれてしまうものなんだから。
ところが、ちょっと前向き的すぎる感じで僕を抜き返そうとしてきて…あんな限界ギリギリの抜き方でね。どうしてなんだか…。だから、2人揃って転倒してしまったんですよ。
まぁ、レースでは起き得ることですけどね。」
【結局、処罰はなかったそうで…】
「レースディレクションから呼び出された時、僕は『そちらで決めて下さい…僕としては、ほぼレースインシデントだと思ってるんで』と言いました。
結局、処罰なしに決まったわけでね。僕の方からは、『僕は中立の立場だし、決定を尊重しますよ…なにかしらの判断を押し付ける気はないんで』と言っておきました。
僕もペッコも0ポイントだったのだし…まぁ、一番望んでない結果なんですからね。」
【今週末は3回転倒したわけだが…レースに影響した?】
「してませんよ…限界ギリギリの走りで転倒したわけじゃないんで。どれもくだらない理由によるもので…原因の分かりやすい転倒だったから。
ペダルを踏み外すなんて、初めてのことですよ(笑)。
とにかく、重要なのは今回もトップ陣に大きく引き離されなかったってことなんで。レースの采配も上手く出来たし、忍耐強く頑張ってたでしょ。
ただ、やっぱり0ポイントって言うのはねぇ…とは言え、うちのミスが原因ではないから。」
【ドゥカティ側から何か言われた?】
「まぁ…ドゥカティの方にテレメータがあるわけだし、それを見れば、何が起きたかは一目瞭然なんで。
僕は見ましたよ…ただ、テレメータって非公開なんで、公表はできないんですよね。」
【相手が貴方じゃなかったら、バニャイア選手は抜き返そうとしなかったと思う?】
「いやぁ…どうなんですかねぇ。それは本人に訊いて下さい。
見て分かる通り、今年の僕はかなり落ち着いてるんで…必要な時間を大切にしてますから。」
【今後も似たようなことが起きるかも…?】
「明白でしょうね…さいわい、今回はイン側が僕じゃなかったですけどね。」
【ペドロ・アコスタについては?】
「あのオーバーテイクは良かったですね…ルーキーらしい無謀なオーバーテイクですよ。当然のことだし、彼はどんどんトライしていかないと。
2013年に僕がデビューした時みたいに、上手くやってるじゃないですか。
カタールの前にも言ったけど、将来、期待できる選手なんじゃないんですか…いや、既に期待できますよね。」
(参照サイト:『Moto.it』)
コースの外ではホント優等生。
ドカファクキラーとして期待通りなのがちょっとうれしい。
むしろ弟さんの不調が心配。
兄弟そろって出来レースをかき回して欲しい。
GP23に乗るライダーの中でドカ初乗りのマルクだけが上位争い出来てるって所は流石の凄みです
まだまだ探りながらでこの速さなら完全に手の内に入れたら確実にタイトルに絡んでくるでしょう、楽しみですね
マルク加入でジジが恐れていた、ドカ同士のバトルで2人がノーポイント、今年もワークスのトップライダーで有るバニャイヤをチャンピオンにさせたいのにドカ陣営として散々な結果になった。
でも見ている側は面白くなった。
次は得意のアメリカズ。初戦で様子を探り、今回ポルトガルで限界を掴んでるとすればアメリカズでは勝ちを狙ってくるだろうね。
ホンダ時代とは比べ物にならないくらい、言動、走りが落ち着いてる。
そういえばマルクがデビューしたときや、ザルコがデビューしたときは、誰かさんが散々モトGPの走り方がわかってない無謀な運転だって非難してたなぁ( ^ω^)・・・
マルクがペッコを抜いたときインに入ったがAPEXに付けず膨らんだ そこをペッコがクロスラインでインに入ったがマルクが回り込んできたので避けられなかった って感じに見えましたが
マルクとマルティンはツナギにタイヤ痕が付くぐらいバチバチにやりあってたし通常営業だけどペッコがそれに付き合うとは思わなかった
見てる分には面白いけど
マルケスは一旦前に出てるので、これはペッカが防ぐべき転倒かと。ただ、ペッコからマラカスが見えなかった!と言うのもよく分かる。 つまりレーシングアクシデントと言う事かと。ちょっと前になら、一悶着ありそうだけど、今のトップ選手は比較的大人の対応をしてる。マルケスは、逆になる可能性があることも自覚した上での意見だし、少なくとも、自分がした事を人がやった時、絶対に批判してない。去年のバレンシアなんて、激怒してもおかしくなく、おまけにマルティンがゴニョゴニョ言っても意に返さず批判もしない。 レプソルで苦戦してマラカスの本質がわかった気がする。
アレックスマラカスとのバトルも見たいので次戦頑張ってください。
スプリントの時、マルティンは体を起こしてマルケスとの接触を必死で避けようとした。
なぜ決勝でのマルケスはそれをしなかった?