『ホンダSBK:久しぶりの笑顔、ミザノラウンドが分岐点になるのか?』
★6月14日〜6月16日、ミザノサーキットでSBKエミリア・ロマーニャラウンドが行われた(※リザルトは記事下にあります)。
★イケル・レクオナ(24才、ホンダ)が予選14位、レース1で10位、スーパーポールレース(短距離)7位、レース2で9位だった。現在、総合19位(-160ポイント)である。
★同メーカーにとっては今シーズン最高リザルトであり、なんらかの前進があったのではと見られている。
しかし、チームメイトのシャヴィ・ヴィエルジェ(27才)のリザルトを見る限り、あまり喜びすぎてはいけない。
(予選17位、レース1で16位、スーパーポールレース(短距離)13位、レース2をリタイア。現在、総合16位(-154ポイント))。
★レース2終了後、レクオナ選手が次のように話した。
【今週末については?】
「本当に嬉しいです…テストで頑張って作業したら、今回の金曜〜土曜セッションは好調だったんで。
予定通りに進めてきたんですが、マシンに対する信頼感って意味では1つステップアップできました。
レース2はフロントでちょっと苦労してしまったけど、10〜12周回以降、何回か転倒持ち直しができ…なんとか生き残れるよう頑張りました。
とにかく、チームに感謝します…素晴らしい仕事をしてもらいました。」
【これまでとは何が違ったの?】
「大きな違いは、マシンに対する信頼感と、あとマシンに長く乗れてたってことですね…僕はシーズン序盤にケガをしてしまい、あまり乗れてなかったから。
それから、チーフメカニックが替わったんですが…なかなか走り込めなかったんで、僕のライディングスタイルや何が必要なのかが伝わらずにいたんですよ。
先月は4日間テストをし、かなり学習できたんです…マシンのベースになるような物を色々と試したんで、今回、サーキット入りした時は計画が明確になってました。」
【貴方の体調のおかげ?】
「どうなんですかねぇ…でも、新マテリアルが投入されたのも、ここ最近のテストでなんで。
多分、マシン自体のレベルは変わってないけど、今は僕の理解が深まってるんでフィーリングが上がったのでしょう。
僕自身のレベルも上がってますからね…身体の具合も良いし。まぁ、まだ100%ではないけど。希望はトップ5〜7入りなんですけどねぇ。」
【今後、上位陣に迫って行けそう?】
「行けるとも言えるし、行けないとも言えるし…通常、バルセロナは得意トラックのはずなのに、今年は駄目だったんですよ。一方、ミザノはいつも苦戦してるのに、今回はポジティブな結果だったでしょ。
チャンピオンシップのレベルも上がってるし、速いマシンや選手が増えてますからね。前に出ようと思ったら、ホンダ機を速攻で開発しないと。各エリアに手を入れる必要がありますからね。」
★なお、6月19〜20日にクレモナサーキットでテストが予定されており、両選手とも参加する。
『2024 エミリア・ロマーニャ SBK レース2リザルト』
『2024 エミリア・ロマーニャ SBK SPリザルト』
『2024 エミリア・ロマーニャ SBK レース1リザルト』
『2024 エミリア・ロマーニャ SBK 予選リザルト』
『2024 エミリア・ロマーニャ SBK 総合順位』
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
この成績で笑顔って記事が出るんだもんな
ホンダはかなりやばいよね
レクオナとシャビの才能ってトップクラスではないけど、そこそこだと思うんだけど、何せCBRのSBKに合わせた性能を発揮できていない気がする。
エンジンパワーは他社に引けをとらないのに、それを路面に伝えきれていないのが何とも歯がゆいねぇ。