アレックス・マルケス『兄マルクに本気で抜かれた…』

『マルケス：兄マルクに本気で抜かれた…』

★7月5日〜7日、ドイツGPが行われ、アレックス・マルケス（ドゥカティグレジーニ）が予選5位、スプリント9位、決勝で3位だった。現在、総合順位は10位である（-143ポイント）。

★アレックス選手は今シーズン初表彰台である。なお、兄マルク選手も2位を獲得し、初の兄弟揃っての表彰台となった。

★アレックス・マルケスのコメント。

【決勝ではラスト2周と言うところで兄マルク選手に抜かれ、3位となったが…】
「本気で抜かれたって感じでした。その後、マルティン転倒を見て、足が震えてしまって…とにかく、急いでゴールラインを超えてしまいたかったですねぇ。
もしマルティンが転倒しなかったら、兄と決死の競り合いになってたでしょう。
兄の方がプラスアルファの力を出せてたし、僕はもう限界ギリギリで、アグレッシブすぎる走りになってたんですよ。
（マルティンが転倒してなかったら）僕は4位だったでしょうね…兄の方が速かったんで。」

【最終的に、兄弟揃って表彰台に上がり…】
「これ以上は無理だってぐらいの好リザルトでしょ…（兄弟で）1位と2位なんかになったら、ちょっとやり過ぎですよね（笑）。
本当に嬉しいです…正直に言うなら、思ってもいませんでした。兄の表彰台はともかく、僕に関してはねぇ…兄の方がプラスアルファの力を出せてたんで。
今週末に関しては、本当に嬉しいですよ…シーズン序盤は苦戦してしまったけど、ちょっと盛り返せたでしょ。マシンに、かなり手を入れましたからね。
これで夏休みに入るから、再開した時に同じように上手くできるかどうかなんですよね。」

【兄マルク選手はグリッド13位から驚異的な追い上げをし…】
「競り合ってるなぁ〜と思って見てました…ただ、まさか自分の真後ろにいるとは思ってなかったんですよ。
ラスト6周ぐらいの時、『（兄マルクは）バスティアニーニの後ろぐらいかなぁ…』って思ってたんです…バスティアニーニはプラスアルファの力を出していたし、いつもより速かったんで。
ところが、（自分のピットボードに）『+0 MARC』って出たもんだから、どうしたら良いんだろう〜って思ってしまって。
そうしたら、マルティンが転倒したんです。おかげで僕らはジタバタせずに済みました…まぁ、自分本意な話ですけどね。
兄が抜いてきたんで、僕は『はいはい、もう良いよ…僕はこのまま最後まで頑張って、後続機の心配をするから』と思ってました。」

【貴方は土曜の午前セッションで転倒していたが…】
「予選とかFPとかで転倒すると、午後セッションに向けて上手く切り替えられないもんなんですよ…身体はまだショック状態なわけだから。
僕は土曜日にバリアに激突し、けっこうな転倒をしてしまったけど、一晩寝て身体を休ませ、理学療法士の治療を受けるとかなり挽回できるんです。
とは言え、転倒ってのはキツいもんですけどね。」

【貴方はグレジーニチームと、2年の契約更改が決まり…】
「嬉しいですよ…オランダGPの土曜日にサインしました。2年前、グレジーニと初めてサインしたのがアッセンだったんで、今回もそこで決めたかったんです。」

【貴方はドゥカティに要望があるそうで…】
「ええ、今日はチャンスですよね。頼んでみようかと…もうちょっと別の何かを提供してもらえるかどうか…どうなるでしょうかねぇ。」

【兄マルケス選手と一緒の表彰台はどうだった？】
「ずっと夢見てきたことの1つなんですよ…『モトGPで40回表彰台に上がれる』って言われても、こっちを選ぶでしょうね。
これまで1人で40回ぐらい表彰台に上がってきたけど、兄弟一緒の表彰台の方が遥かに特別だから。いつか1位＆2位で、一緒に上がれたら良いんですけど…難しいでしょうね。
今はこの瞬間を味わいまくって、盛大にお祝いしますよ…モトGPクラスのおかげで、『明日はどうなるか分からない』ってことが身にしみて分かったんでね。」

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（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
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