アコスタ『KTMレーシング部門のマネージメントって、ちょっと変な感じ…』

『アコスタ：KTMレーシング部門のマネージメントって、ちょっと変な感じ…』

★7月5日〜7日、ドイツGPが行われ、ペドロ・アコスタ（GASGASテック3、20才）が予選10位、スプリント22位、決勝7位だった。現在、総合6位である（-112ポイント）。

★アコスタ選手はルーキーながら2戦目の決勝で初表彰台を獲得したものの、ここ最近は上位争いをできずにいる。

★アコスタ選手は夏季休暇を利用してオーストリアにあるKTM本部に赴き、工場の見学や各スタッフ陣の話を聞く予定である。

★7月初めのドイツGP終了後、アコスタ選手が次のように話した。

【夏季休暇はKTM本部に行くそうだが、どれぐらい滞在する予定なの？】
「チケットは片道だけなんですよ。滞在は何日になるのか…何週間になるのか…どうなんでしょうね。」

【KTM本部へ赴く目的は？】
「なんだって、実際に相手の顔を見て話すのが一番ですからね。1週間の滞在になるのか…とにかく、必要な限り滞在するだろうし…毎日、新たな質問やらやることやらがあるだろうし、新たな人と知り合っていくでしょ。
ずいぶん前から僕はKTM陣営にいて…今は赤い（GASGASの）方にいるけど、モト3時代はチームに（KTMスタッフが）3人しかいなかったし、モト2時代はカレックスでしたからね。
だから、現在のプロジェクトに関わってる人達について、全員のことを知らないんですよ。きちんと知り合っておいて、『こう言う時は、こう言う理由から、この人を活用すれば良い』って分かってるに越したことはないでしょ。
現在のチーフメカニックのオリ（ポール・トレヴァサン）と一緒に行く予定です…オリはサスペンション専門なんですよね。」

【ところで、テクニカルディレクターのファビアーノ・ステラッキーニがKTMから離脱することとなったが…】
「ドイツGPでの諸々については、彼が居ても居なくても起こっていたでしょう。
僕が思うに…KTMのレーシング部門におけるマネージメントって、ちょっと変な感じだったんですよ。だって、ファビアーノは、各GPで毎回パドック入りしてたわけじゃないんでね。僕が見たのは3回だけですよ。
僕がKTM本部に行きたい理由の1つは、その辺にもあって…まさにそのファビアーノから色々と話を聞きたいからなんです。
他の選手なら『そんなの常識だろ』って思うようなことでも、僕は知らないこととか…きちんと教えてくれそうな人が見つからなかったこととかについて聞きたいんですよ。
だから、僕はファビアーノと話をしてみたいんです…とは言え、『ローマは一日にしてならず』って言いますけどね。僕らが建ててる塔が『ピサの斜塔』みたいになっちゃっうとか…いや、頑張って真っ直ぐにしますけどね。」

［　後半に続く　］

（参照サイト：『Gpone』）
（Photo：Instagram）