『マリーニ:僕の選んだエンジンが、将来的に進むべき道だろう』
★8月2〜4日、ブリティッシュGPが行われた。
★モトGP決勝におけるホンダ選手らのリザルトは、以下のとおり。
14位ヨハン・ザルコ(+26.953、ホンダLCR)
15位タカアキ・ナカガミ(+37.278、ホンダLCR)
17位ルーカ・マリーニ(+47.507、ホンダファクトリー)
※ジョアン・ミール(ホンダファクトリー)は、レース中盤にエンジンに問題が生じてリタイア。
★現在のホンダ選手らの総合順位は、以下のとおり
18位ヨハン・ザルコ(−227ポイント、ホンダLCR)
19位ジョアン・ミール(−228ポイント、ホンダファクトリー)
20位タカアキ・ナカガミ(−230ポイント、ホンダLCR)
23位ルーカ・マリーニ(−240ポイント、ホンダファクトリー)
★今年のホンダはヤマハ同様、コンセッション(優遇措置)が適用されているため、シーズン中のエンジン開発が可能である。
★マリーニ選手のコメント。
【ホンダ勢は苦戦が続いているが…】
「現時点における最大の問題は、スタートなんですよ。序盤でかなりロスしてしまうんです…毎周回、数秒づつロスするんですから。
ライバル陣に近づいていくには、徐々に進歩させていくしかないんですよ。
楽な状況ではないですね…(各メーカー)全員が懸命に作業を続けていて、その大半はシーズン中にポジティブな変更を加えられてるんですから。」
【ホンダ機は固めタイヤだとグリップが落ちて、苦戦してしまうようで…】
「ドゥカティやアプリリアのマシンだと、コーナーで超速に達することができるんですが…うちは、それができないんですよ。
ブレーキは早めに、そして、長めにかけてなければならず…今は、そこが最大の問題点ですね。僕らのライディングスタイルでは、それを解決することができないんです。
改良する必要があるんですよね。今年、加えてきた改良点のおかげで、リアタイヤのグリップが少し良くなっているのだし。
とは言え、ドゥカティやアプリリア、KTMのマシンほど良くはないんですけどね。」
【バルセロナGP以降、貴方は異なる仕様のエンジンを使っているが、ザルコ&ナカガミ選手は開幕時の従来エンジンを継続しているそうで…】
「ザルコのエンジンは、馬力や直線コースでのスピードが少し上で…ただ、けっこう操縦しづらいエンジンなんですよ。
僕は好みじゃなくって…将来的なマシン開発と言うことを思えば、適切ではないでしょうね。
僕が使ってるエンジンはザルコのよりは遅いんですが、良いものですよ…僕が自分で選んだものですしね。」
【今後の開発に向けては…?】
「僕が使ってるエンジンだと、直線コースで0.2秒ロスしてしまうんですが、でも、将来的には、これが進むべき道だと思ってます。
このエンジンを、さらに改良していくべきなんですよ…今後、さらにパフォーマンスを上げていけるでしょうからね。」
★ホンダは、このマリーニ選手のエンジンをベースに新しい形状のエンジンを作り、次のオーストリアGPに投入する予定である。
そして、同エンジンはあくまでも最初のステップであり、9月のミザノテストに向けて、マシン全体にさらなる開発が加えられる予定である。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo: Instagram)
(2024/11/23 18:33:35時点 Amazon調べ-詳細)
ルカはポジティブだなぁ。
腐らずに頑張っている。
方向性誤ったコメントが続く中久々にポジティブなコメントでほっとします。
あとは結果がついてくれば