『ベッツェッキ:モルビデッリ追突はムカついたけど…』
★8月2〜4日、ブリティッシュGPが行われ、モトGPクラスのマルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)が、予選12位、スプリントはリタイア、決勝8位だった。現在、総合11位(−180ポイント)。
★土曜スプリントではフランコ・モルビデッリ(ドゥカティプラマック、VR46ライダーズアカデミー)の転倒に巻き込まれ、共に転倒リタイアとなった。
★同転倒により右足首を打撲し、日曜決勝は万全の状態ではなかったが、スタート時にグリッドの2列前にいたブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)のクラッチに問題が生じ、ほぼ停止状態となってしまった。さいわいベッツェッキ選手は、上手く衝突を回避できた。
★日曜決勝後、ベッツェッキ選手が次のように話した。
【土曜スプリントではモルビデッリ選手が、マシン後部に衝突してきたが…】
「フランキーからは謝罪がありました。もちろん、ムカつく状況ではあるけれど…まぁ、当然、わざとやったわけじゃないんで。謝罪は受け入れました。
ただ、右足の痛みが酷くって…(決勝では)ラスト6周ぐらいから足全体の感覚がなくなってしまって。それで、ますます苦戦して…リアブレーキをかける時の感覚が、落ちてしまったんですよ。」
【日曜決勝のスタート時も、危ない状況に遭遇し…】
「あれは、信じられないぐらいツイてましたよねぇ…ブラッド・ビンダーのマシンに衝突寸前だったんだから。
(ベッツェッキの左隣にいた)ジャック・ミラーが瞬間的に動いたんで、もうちょっとで彼を轢いてしまうところでした。
そのせいで、すぐにクアルタラローら何名かに抜かれてしまい…まぁ、その後、挽回できましたけどね。」
【今回はエネア・バスティアニーニがダブル優勝していたが…】
「エネアは、いつも驚異的に速いんで…皆、知ってることでしょ。金曜セッションから好調なら、後の2日間も波に乗って行けるんですよ。
細かい部分の作業のみに集中できますからね。今回は本当に良かったですよ。」
★なお、ベッツェッキ選手は2025年よりアプリリアファクトリーからモトGP参戦する。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
去年の結果を見る限りでは活躍しそうだったのに、23年型とは合わないんでしょうね。
マルティン同様にアプリリアでの走りが楽しみです。