『バスティアニーニ:(タイトル争いでは)危険なアウトサイダー役を楽しんでる』
★8月18日(日)、オーストリアGPのモトGPクラスでエネア・バスティアニーニ(ドゥカティファクトリー)が、決勝3位だった。現在、総合3位(-61ポイント)。
★決勝後、バスティアニーニ選手がイタリア衛星放送『SKY』のインタビューで次のように話した。
【今週末については?】
「残念でした…けっこう苦戦してしまったんで。有効な動きができるよう、かなり色々と試してみたんですが…多分、今日はちょっと良くなってたと思います。昨日は、こんなリズムを維持できなかったんで。
ただ、上位2名と比べると、何か足りないってことは確かなんですよね…とは言え、今週末の調子を思えば、今日はこれで良しとします。」
【バニャイア&マルティン選手の方が速かった?】
「あの2人と同じリズムでは走れないって…分かってました。金曜日から、ずっと苦戦してたんで。
走りやすいって思ったことが一度もなかったし、今日のレース本番もペースは良くなってたけど走りやすくはなかったんで。
できるだけ良いリザルトが取れたらOKって感じの週末でした。3位は上出来ですよ…とにかく、第1ラップから、あの2人とは戦えないって分かってたんで。」
【何が問題だったの?】
「この3日間の一番の問題点は、コーナー進入の時に無理ができなかったことです…タイヤがフィットしなかったんですよ。
フロントはハードだと良い感じだったけど、左側に上手く熱を入れることができなくって。金曜セッションでハードを使った時は、2〜3回転倒しそうになってたんで…今日はやめました。
3日間ずっと、フロントのサポートがないような感じで…この問題がなければ、もっと違う結果になったのかもね。
今は金曜の午前セッションから猛ダッシュって感じでしょ…以前はマシン作業をする時間が、もうちょっとあったのに。
最初に上手く行けば、ずっと順調に進めるけど…最初で引っかかると、修正するのがちょっと難しいんですよ。
今日の表彰台は予想外でした…好スタートを切り、できるだけミスをしないよう気をつけてはいたけど。そもそも、状況を上手くコントロールできてなかったんで。」
【タイトル争いに関し、貴方は『危険なアウトサイダー』と言った感じだが…】
「バニャイアとマルティンによる超接戦って感じですからねぇ…今日はこっちが強いけど、次はあっちって感じで。
僕はある日突然、最速になるって感じで…なんか本当に突発的ですよね。
僕は僕の強みを活かすようにして、可能な時は攻め、今日みたいな時は守りの姿勢で行きます。その『危険なアウトサイダー』役を、楽しんでやってるんで。
僕の場合、まだ何か足りないってことは確かだし、トラブルなく、楽にバニャイアやマルティンに付いて行けるようもっと頑張らないとね。
サーキットによっては12位とかになってしまうんだから…タイトル争いをしようと思ったら、これじゃあ駄目でしょ。
とは言え、以前は軌道修正するのが大変だったのに、今回はこうして表彰台に上がれてるんでね。
今回は焦らないようにして、どこに手を入れるべきかを探ってました…トップは無理でも、今日ぐらいの順位は狙えるだろうと思ってたんで。
こう言う作業を少しづつしてるんですよ…マシンに大きく手を入れるのではなく、自分で把握できるようなレベルで小さな所から手を入れるようにしてます。」
(参照サイト:『Motosprint』)
2年前の「空気を読まない」から今は「危険なアウトサイダー」になったということですかね。
バスティアのストロングポイントて、空気を読まないビースト感でしょ。
マモノの様なビースト性が足りない。チャンピオンシップ引っ掻き回して
少しはこの退屈なドゥカGPを弄り回しちゃってくれないと最近眠くて仕方がない。