アコスタ『転倒してちゃ駄目だけど、4位を走ってても駄目だから！』

『アコスタ：転倒してちゃ駄目だけど、4位を走ってても駄目だから！』

★10月4〜6日、日本GPが行われ、モトGPクラスのペドロ・アコスタ（GASGASテック3、ルーキー）が予選首位、スプリントでリタイア、決勝もリタイアした。現在、総合6位（-211ポイント）。

★アコスタ選手は土曜スプリントで、首位走行中に転倒した。転倒するまでは後続を約0.5秒引き離していた。日曜決勝では、第3ラップで2位走行中に転倒した。

★決勝後、アコスタ選手が次のように話した。

【今週末については…？】
「今シーズン始まって以来、一番辛く、痛々しい週末でした…とは言え、かつてないほど戦闘力は高かったんですけどね。コンスタントにトップ5内に入ってたんだから。
まぁ、ポジティブ面に目を向けるべきってことでしょう。」

【決勝では、なぜ転倒してしまったの？】
「馬鹿な話ですよ…迫ってたって言うのにねぇ。バニャイアが第6〜第10コーナーまではけっこう強い走りをしてたんで、こっちは最終セクターで寄って行き、第5コーナーで攻めに出ようと思ったんですよ。
ところが、コーナーを回りだした時、アクセルに触るタイミングが早すぎて…フロントが流れてしまったんです。まぁ、こう言うこともあるわけだから、受け入れていかないとね。
とにかく、リズムを維持するよう頑張ってたし…もっと経験があったとしても有り得ることなんじゃないんですか。残念ですけどね…今日は感触が良かったんだから。
総合順位的には最悪の週末だったし、あと、『今日は差をつけられるぞ！』って感触があったことを思っても最悪でしたね。オーストラリアでも同じ感触だと良いんだけど…。」

【初優勝獲得のチャンスだったから、プレッシャーを感じてしまった？】
「そう言うんじゃないと思いますよ。チャンス到来って感じだったから、トライしたんであって。やるべきことをやったってことです。」

【マシンの違いもある…？】
「当然、（KTM機は）遅れてますよね…でも、ちょっとだけですよ。（ドゥカティ機が）無敵には見えないんで。
転倒してちゃ駄目だけど、だからと言って、4位を走ってても駄目なんですよ…勝負に出て、優勝できるようにならないと。
このままプッシュしていかないと…とは言え、（ドゥカティ機には）まだ余力があるようなんですよね。」

【ところで、モト3ではダヴィド・アロンソの総合優勝が決まったが…】
「当然でしょうね…脅威になるような選手が他にいなかったんだから。」

（参照サイト：『Gpone』）