『審判団の説明:なぜマルケスのファスナー開放が処罰されなかったのか?』
★10月27日(日)、タイGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、グリッド5位スタートから追い上げ、第14ラップで2位走行中に転倒した。
転倒した際にライダースーツの前ファスナーが少し下がってしまったが、処罰はなかった。
★10月31日、マレーシアGP木曜会見でスチュワードパネル(審判団)が、同件でマルケス選手が処罰されなかった理由を次のように説明した。
「レースのラスト2周と言うところで、『マルケスのライダースーツが規定通りの状態になっていない』と言う連絡を受けました。
こうした場合、規約には『映像で当該スーツを検証する』とあるため、その通りにしました。
確認後すぐに、マルケスのダッシュボードに『装備に関する警告』メッセージを送ったのですが、その時点で既に最終ラップの途中であり…
つまり、同メッセージがマルケスに届いたのは、ゴールの17秒前だったため、ゴールの瞬間、ダッシュボードのメッセージは『チェッカーフラッグ』に切り替わったと言うことです。」