
『ダッリーニャ:弟マルケスよ、2024年機の改良はそうそうできないぞ…』
★5月9〜11日のフランスGP終了後の、ドゥカティ選手の総合順位は以下のとおり。
首位マルク・マルケス(171ポイント、最新機、ファクトリー)
2位アレックス・マルケス(−22ポイント、2024年機、グレジーニ)
3位フランチェスコ・バニャイア(−51ポイント、最新機、ファクトリー)
4位フランコ・モルビデッリ(−86ポイント、2024年機、VR46)
5位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(−97ポイント、最新機、VR46)
8位フェルミン・アルデゲル(−123ポイント、2024年機、グレジーニ)
★先日、ドゥカティのジジ・ダッリーニャ(ゼネラルディレクター)が、スペイン『DAZN』で次のように話した。
【今年のアレックス・マルケス選手は、ドゥカティ2024年機で大活躍しているが…】
「おそらく、アレックスは2024年機に乗り換えて自信が高まったのでしょうね…もしかしたら、本人が成長したと言うことなのかもしれません。
とにかく、素晴らしいレースをしていて…物凄いですよ。総合2位で当然でしょうね…最小限のミスで強い走りをしている選手なんですから。
去年に比べ、目覚ましい進歩だと言えるでしょう。」
【こうなると、アレックス選手も2024年機に手を加えて欲しいと思うのでは…?】
「以前は最新機と型落ち機のギャップが大きかったこともあったので、シーズン中、プライベート選手陣にマシン改善を提案するのは普通のことでしたが…
今シーズンは最小限のギャップしかないんですよ…ですから、アレックスのマシンも改良していくと言うのは難しいでしょうね。」
【まずは最新機の方を改良していかないと…】
「(最新機を)進化させられると良いんですが…それが叶えば、もう1台のことも考えられるんですが…アレックスにも何か新しい物を提供できるようにね。
うちは常にそう言った姿勢でやってきてますから。近年、そうした姿勢を貫いているので、理解してもらえるでしょう。
うちとしては、正しい方向に進んでいると思いますよ。」
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)
最新機を開発優先することは理解できるが、前年機には最新機で効果があるパーツ投入するだけで済むのでは?と簡単に考えてしまうが違うのか?
特に今年の最新機は24.5年バージョンとの報道があるのでパーツ投入は簡単な気が。。。
まずファクトリー機とそれ以外で明確な違いを付けなければいけないので、GP25で上手く行ったパーツだからと言ってすんなりGP24に付けれるわけではない
それをしちゃうと何のためのファクトリー契約なのかってことになるからね
更にGP25とGP24の違いは例年以上に僅かと言うことなので、上記の許される範囲でGP24にアップデートを施すのは簡単じゃないだろう
他にはレギュレーションで許されるかどうかで、既に承認を受けているパーツは変えられないなど色々と面倒なことがある
良くも悪くもGP24の完成度が高かったことが影響してる
>bikerさん
簡単ですよ。簡単ですけど、同じメーカーとはいえライバルチームに塩を送ってどうするんですか?
ジジはドゥカティの人間だけどファクトリーの人間でもあるわけです。
理想なのはファクトリーで1位2位争い。サテライト残りの4台で6位まで独占する事です。
ランキングトップがファクトリーで2位が『僅差』でサテライト。貴方がマルクだとしたらこの状態でサテライトの改良なんてしたら『何してくれてんの?』ってなりません?
今は明確なメーカーオーダーがない以上、最新機と型落ち機の扱いでコントロールするしかないので、『型落ち機はシーズン序盤だけ速い』と言われたりしてるのです。
とはいえ、24年型は戦闘力高いので改良が無くてもシーズン終盤まで良い戦いすると思いますけどね。
去年23年型のアップデートキットをサテライトに配布するのにサマーブレイク明けまでの期間必要だったから、この発言は納得