MotoGP

アルベジアーノ『終盤、ホンダ機は急速進化を遂げる…来年末はコンセッションを外したい』

『アルベジアーノ:終盤、ホンダ機は急速進化を遂げる…来年末はコンセッションを外したい』

★6月20〜22日、イタリアGPがムジェロ・サーキットで行われる。

★現在のホンダ選手の総合順位は以下のとおり。

6位ヨハン・ザルコ(-136ポイント、LCR)
13位ルーカ・マリーニ(-195ポイント、ファクトリー)
18位ジョアン・ミール(-206ポイント、ファクトリー)
24位ソムキャット・チャントラ(-233ポイント、LCR)

★選手の契約状態はミール選手が2026年末までで、あとの3選手は2025年末までである。

★先日、ホンダのロマーノ・アルベジアーノ(テクニカルディレクター)が、モトGP公式サイトで次のように話した。

【ホルヘ・マルティン(アプリリアファクトリー)が、2026年にホンダ機で参戦しようと動いているが…】
「もしマルティンが移ってきたら、ホンダにとっては非常に良いことでしょうね…ただ、アプリリアにとっては最悪でしょ。
私は去年までアプリリアで働いてたんですから、この件についてはノーコメントの方が良いでしょう。」

【ホンダで貴方はどんな風に作業しているの?】
「開発作業やテストには、当然、欧州スタイルのアプローチを取り入れてますが…それが大改革になってるとは思ってません。
必要なのは熱意と創意ですからね…それに関しては、昔からホンダの特性ですから。」

【ホンダ選手らと初めて話した時の印象は?】
「驚きましたね…『マシンの特性の多くはポジティブだが、特定のいくつかの点が非常にネガティブだ』と言われたもんですから。
つまり、その(ネガティブな)点に取り組めば、速攻で改善していけると言う状況なわけですから。」

【ここ数ヶ月でホンダ機はどのように進化したの?】
「2024年機と比べ、一番大きな改善点はトルク伝達ですね。電制関係もいくつか開発しました。
今はトップスピードをどうにかしなければ…あと、各コンポーネントが振動にどう影響してるのかも突き止めないと。
おそらく、ブレーキングがモトGPにおける最重要フェーズでしょうけど…その辺りにも手を入れられる余地がありますね。」

【今後の予定は?】
「シーズン終盤の投入に向け、けっこう密度の高いリストを作ってますからね…急速なマシン進化を目の当たりにしてもらえるでしょう。
フレームやエンジンに取り組んでおり、進行中の開発作業が色々とあるんですよ。2025年機については、ミザノテストが鍵になるでしょうね。」

【2026年はタイトル争いに復帰できそう?】
「どうですかねぇ…ただ、レースでの優勝争いについては期待してます。
コンセッション(優遇措置)を継続する気はないんでね…シーズン末には外したいと思ってるんですよ。そうなれば嬉しいんですけどね。」

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

POSTED COMMENT

  1. ギリギリ より:

    アルベルト・アルベジアーノ、僕は、ホンダが今年急に速くなった理由の大きな部分がこの人の力だと評価してます。
    理由として、ホンダが苦手だったフレームやスイングアームの剛性とコーナーリング特性を解析して、ホンダに比べ資金に乏しいアプリリアを速くしたので、実績からもそう言えると思う。

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