MotoGP

マルク・マルケス:2回転倒の理由を説明

『マルク・マルケス:2回転倒の理由を説明』

★6月27日(金)、オランダGPのモトGPクラスでマルク・マルケス(ドゥカティファクトリー)が、午前セッション(FP1)首位、午後セッション(PR)6位だった。

★今シーズンは転倒が少なかったが、今日は午前セッションは第7コーナーでセミハイサイド転倒し、午後セッション終盤も第7コーナーでスリップ転倒した。

★金曜セッション終了後、マルク選手が記者会見で次のように話した。

【今日は2回転倒していたが…】
「タイプの異なる転倒だったけど、どちらも高速走行中でした…まぁ、スムーズな転倒ではあったけど。
強打したけど重傷にはならなかったです…こうして会見に来れたし。問題は、ここのエスケープゾーンに砂利が敷かれてないってことなんですよ。大きめの石がごろごろしてるから、強打してしまったんです。
2回目の転倒は立ち上がるのが大変で…下半身の方がちょっとねぇ。息ができなかったんですよ。ちょっと遅れて来るんですよね…痛みが(笑)。でも、打撲程度で済みました…それ以外は大丈夫です。」

【バニャイアらライバル陣は、『マルクなら2回転倒しても問題ない』と言っていたが…】
「普通は、2回転倒したら自信がちょっと落ちるものだけど、今回は2回とも原因がはっきりしてるんで。
1回目はリアタイヤのせいで…まだ温まり切ってなかったんです。あれは3周目だったんですが…リアタイヤが滑ってしまってね。
2回目はフロントに、かなり走り込んだタイヤを使うしかなかったもんだから…午前セッションの転倒時に履いてたタイヤで、温まってからのパフォーマンスがイマイチだったんです。
けっこう走り込んでたんで、ああ言う風にプッシュするには向かなかったんですよ。」

【後続と40ポイント差で総合首位なのだから、リスクは賢く回避すべきだったのでは?】
「そう言うことを言ってると、起きてしまうもので…昨日も言ってたんですよ…『今後、連戦が増えるから、1回転倒で指1本ケガして欠場なんてこともあり得るよね』って。
予防策も大切だけど、でも、『転倒したくない』なんて思いながらタイムアタックはできないでしょ。
午前セッションのは避けられてただろうけど、午後はありがちな転倒でしたからね。」

【肘神経の圧迫について、医師はなんと言ってるの?】
「特になにも…氷で冷やすようにとだけ。僕としては神経圧迫がけっこう心配だったんですよ…転倒後、左手が完全に麻痺したような感じだったんで。
だから、すぐにグローブを外して…どうしてしまったのか分かたなかったんで、ザワッとしました。さいわい、その時だけでしたけどね。」

【顎の方は?】
「石が当たったんです…小さな砂利なら跡が残る程度だけど、ここみたいな大きさの石だと痛いんですよ。
しつこいようだけど、これは来年に向けて見直した方が良い件ですから。特に、高速中に転倒してしまうようなトラックなんですからね。」

【今回は話題豊富な金曜セッションとなり…】
「レッドフラッグ続きでしたからね…転倒は多発するし、トラックは変な感じだし…限界点が分かりにくいんですよ。
上手く適応していかないと…とにかく、高速コースなんですからね。」

【全体的に見て、今日はどんな感じだったの?】
「アッセンのわりには、今のところ順調です。予想以上の出来だったんで。
目標は3〜4位辺りだったけど、明日以降、気温が上がってくれたらもっとイケるでしょう。乗り心地もけっこう良いし、ソフト操縦でも好タイムが出てますからね。」

(参照サイト:『Gpone』)

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