モトGP『ロッシ、イエローフラッグで追い越し』
おそらく気づかなかった者もいるだろうが、『Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルツ)』のフィリッポ・ファルサペルラ記者が見逃さなかった。百聞は一見にしかずの写真まであるのだ。
昨日のル・マン戦でヴァレンティーノ・ロッシ選手がイエローフラッグが出されていた際に追い越しを行なっていたと言うのである。
今朝、同紙に掲載された記事には次のように書かれている。
《第18ラップのことだった。マルコ・シモンチェッリ選手がダニ・ペドロサ選手を接触転倒させた後すぐに、まさにその同じコーナーで、イエローフラッグが掲げられているにもかかわらずロッシ選手がアンドレア・ドヴィツィオーゾ選手にアタックをかけていた。》
《追い越し禁止状態になったにもかかわらず、ロッシ選手はドヴィツィオーゾ選手を抜き去ったのだ。その後、レギュレーションにあるよう、後ろに下げられることもなかった。レース運営委員会ではまったく気がついていなかったのだ。本来ならばライドスルーのペナルティーが科せられるべきであったのに。》
昨日、この件について触れる者は皆無であった。なぜならカメラマンが映像に捕らえ、気づいていただけなのだから。
警告フラッグは何色であれ、選手らの目に触れるよう掲げられるものだ。実際に映像を見て確かめてみなければならないのだが、『Gazzetta dello Sport』紙に掲載された瞬間写真が真実なのだろう。
とにかく、レース運営委員会の判断に対する議論が高まってきている。
昨日は、ウォームアップ中のケーシー・ストーナー選手とランディ・ド・プニエ選手の諍いや、レース中のマルコ・シモンチェッリ選手とダニ・ペドロサ選手の接触事故について同委員会が裁定し、ペナルティーを科しているのだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2011年05月16日)
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今後、ロッシ選手と『Gazzetta dello Sport』紙の間に
確執が生まれないでしょうかね…
嘘だと言って…クリックPrego