モトGP『ロッシ:スタートラインにいます』
ヴァレンティーノ・ロッシが、この困難なシーズンの問題点を指摘しつつ、第17回目となるグランプリに向かっている。
「僕のライディングスタイルがドゥカティのマシンに合わないのは明白ですよね。ただ、世界選手権の参戦ライダーで合う選手は皆無なわけで…ストーナー選手を除けばね。状況を立て直し、競り合えるようになろうと懸命に作業を続けてきました。あらゆる点からマシンの開発を進めましたよ。そして結局、1年を経て、僕らはスタートラインにいるわけです。」
マレーシアで見るロッシは、まるで泣かないために笑顔を作っているかのようだ。
「セパンで走るのは、いつだって大好きなんです。ここのコースは本当に好きだし、最高のリザルトを獲得してきました。冬期テストではあまり調子が良くなかったので、今回のレースでは頑張れればと思っています。現在、総合7位にいて、今シーズン通して大体いつもそれぐらいなんですが、ただツイてないことに、ここ2戦で重要なポイントを逸してしまってね。5位争いの戦いは終わってないですけどね。」
また、茂木戦での転倒で負傷した小指は、いまだ厄介な問題となっている。
「フィリップアイランドでは非常に痛みが強く操縦に支障があったもんですから、ひっきりなしに鎮痛剤を打たなければなりませんでした。まだ指はかなり腫れてます。明日、明後日ぐらいで痛みが引けてくれると良いんですが。」
こう言って、ロッシ選手は言葉を終えた。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Sport MEDIASET 2011年10月20日)
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口ひげがあると、本当にイタリア人らしい顔ですねぇ…
ロッシ選手に本当の笑顔が戻るよう…祈願クリックPrego