モトGP『ヴァレンティーノ・ロッシ私設コース《La biscia》登場』
あっと言う間だった。
ヴァレンティーノ・ロッシの私設コース『la Biscia』がタヴッリャの町に姿を現しつつある。
現在の進行状況からすると後2ヶ月ほどで、1800mのモトクロス用コースおよび隣接駐車場が完成するのだ。
コース形態や施設に関しては、確かに「マシンを身近に感じる」ためのトレーニング用に使えるだろうし、必要な手続きを経たならば『トラックレース』を楽しむこともできるだろう。現在の地面がむきだしになっている工事中の様相から、どんな風に活用していけるかは考えにくいが、ロッシ選手のプロジェクトを知りたいと思うならYou Tubeに掲載されているケニー・ロバーツ・シニア氏の映像『Kenny Roberts senior home and practice track(下記映像)』を見るのが良いだろう。同氏がカリフォルニアに作った見事な私設コースについてコメントしている映像で、ロッシ選手はこれに憧れているのだ。
タヴッリャ市が建設許可を出した総プロジェクトの第二段階は、総面積1,100平方メートルに及ぶ農家2軒の改築作業で、ここはオフィスに予定されており、食事のできるリラックスルームやミュージアムなども入ることになっている。
ケニー・ロバーツ氏の方は豊かな緑に覆われているのだが…?
もちろん、コース周辺には地元の樹木が豊富に植えられることとなっており、コース整備用のため池はすでにある。その他にも、友人やファン、二輪スポーツ関係者らを迎え入れるための施設も計画されている。
同施設はプライベートコースとされるようだが、ロッシ選手はタブッリャ市長ブルーノ・デル・モーロ氏に、定期的に施設の一部を一般開放する旨を約束している。
しかし、どんな風に?
全ては、現在、検討中と言うところなのだが、一般が利用できそうな部分と言えば、やはりミュージアムで、ロッシ選手のスポーツキャリアにおける各種グッズ類が展示されることとなる。そして多分、コースも利用できるかも。
極端な高低差のないコース形態はライディング技術の講習会や、安全運転レッスンなどに適しているのだ。ヴァレンティーノ・ロッシ選手が直接指導することはないだろうが、例えば、特別講師として父グラツィアーノさんが登場する可能性はある。
これら全てはタヴッリャ市の活動を振興すべくロッシ選手が応じていることなのだが、まだ現在の段階では活動内容やら企画について話題にするのは時期早尚と言うところか。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Il Resto del Carlino 2011年11月02日)
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このトレーニングコースについては、最近、ロッシ選手がツィッターでつぶやいてましたもんねぇ。
ちなみに、イタリアでは景観を守る法律が厳しく、農地をオートバイコースに作り替える許可なんて
そうそう簡単には下りないと思うのですが…さすが、ロッシ…