モト2『マルケスなのか?コース上のミステリー』
昨年10月、セパンGPフリー走行中に右目を負傷して以来ずっと待機中であったマルク・マルケスなのだが、スペインのアルカラス・サーキットで遂にモト2スッター機を走らせたようなのである。
同サーキットにはブリティッシュ・スーパーバイクのPeter Hickman選手もテストを行なっていたのだが、そのメカニックがツイッター(下記写真)にある写真(上記)を掲載したのだ。写っているのは、どこからどう見てもマルケス選手。
マルケス選手のチームでは本人であることを伏せるため、ヘルメットもライダースーツもスポンサー名なしと、あらゆる手を尽くしているのだが、写真をつぶさに見てみるとマルケス選手を支援するブランド名がちらほらとあることに気づく。
あとは同選手のスタッフ陣から発表を待つばかりと思っていたら、エミリオ・アルツァモーラマネージャーよりマルケス選手がアルカラス・サーキットを訪れている旨が公けにされた。ただし、スーパーモタードでトレーニングしているだけだと。そして奇妙なことには、先の写真付きツイートが速攻で削除されてしまったのだ。
さて、一体なにがどうなっているものやら。先日、マルケス選手みずからがカタール開幕戦(4月8日開催)欠場の可能性を口にしてはいたのだが。
その視力の状態と言うのは、まだかなり悪いのだろうか?
ここに至っては、世界選手権有数のスポンサーの1つであるレプソルからファンに向けて何らかの発表がなされて然るべきではなかろうか。
[ 後記 ]
この数時間後、レプソルより発表が出された。マルケス選手は医師の許可を受け、視力の状態を量るため8周回走行したとのこと。またこれから、アルバセーテ・サーキットへと向かい、数日間、スッター機にて走行テストを行なう予定だと。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年03月06日)
イタリア時間の3月6日19時頃、レプソルの公式ツイッターから明るい調子で
《今日はグッドニュースがあります。マルケス選手が今日、アルカラス・サーキットで良いリズムで周回しました。明日はアルバセーテで走る予定です》と、
つぶやかれてましたが。