MotoGP

V.ロッシ『タイムは真実を語らない』

モトGP『ロッシ:タイムは真実を語らない』




フリー走行第2セッション終盤、ヴァレンティーノ・ロッシがケーシー・ストーナーに接近した。…と言っても、2週間前のル・マン戦のようなの表彰台争いではなく、モトGPプロトタイプ機の最後尾争いのためだ。
午前のセッションでは11位、午後は更に落ちて12位とプロトタイプ最後尾となったのだ。一方、ストーナー選手は第1セッションで最速タイムを記録しながら10位に滑降。
ル・マンでシャンパンを堪能したロッシ選手を、スペインで待ち受けているのは水で薄めた葡萄ジュースか、それとも開幕以降の3戦同様、ちびりちびりと啜らねばならないのか。
こんなに後ろに戻ることになるとは思ってませんから。」とロッシ選手は言いつつも、
「今日は、かなり悪かったですけどね。」とも。しかしタイムは現実を正直には物語らないとし、その理由としては、
第2センッションではリアにソフトタイヤを使わなかったんですよ。他の選手は大半、そうしてましたけどね。ソフトで走ればゼロコンマ何秒か削ることは可能だったんで、当然、もっと前には出ていたでしょうね。ただ、とにかくレースで使えるとは思えないんですよ…だから別のオプションに集中してみることにしたわけでね。」

最大の難問は?
「リアのグリップが足りないこと…タイヤがかなりスリップして、加速時の失速がけっこうあるんですよ。」

解決は可能ですか?
「午後に既に試してみたことはあるんだけど、そうするとフロントの方が危なくなってしまって。完全に信頼感が失われていたし、コーナー進入も無理で、もっと遅くなってしまってね。セッション最後には、いつものペースに戻ったんで、少なくともペースに関しては安定させられてきましたね。」

新電系システムが助けにはなりませんか?
「良いですよ…操縦しやくすくはなったんだけど、ここのコースだと、うちに足りないのはメカニック・グリップなんですよ…電系システムができることは少なくってね。」

原因はアルミニウム製スイングアームにあるとか?
「さあ、どうでしょうね…明日には以前のカーボン製のやつと比較検討してみるつもりですが、たった40分のセッションで明確にするのは厳しいですよね。来週のテストの方が有効でしょうね…最大限、時間がありますから。素材の問題ではないと思うんですけどね。ムジェッロではスイングアームのおかげで、特にコーナー進入の際に有利になったんだけど、ここでは同じ手応えがないんですよ。」

明日に向けて心配してますか?
「正直、ちょっとね。リアを改善するようにしていかないと…フロントに跳ね返りがないようにしながらね。何とかなって欲しいもんですねぇ。」

ホンダやヤマハは昨年のタイムを既に上回ってますが…コースのおかげでしょうか?
「ホンダは午前のセッションで、温度が低いときは好調でしたね…ヤマハの方は反対に午後の方がね。コースは2011年に比べてグリップが良くなりましたよ…ただ、それが何を意味するかは分かりませんが。他のよりも自分のところのタイムを上げていく方に興味があるってところでしょうかね。」

来年、マシン1台体制になると言う話が出てきていますが…どう思われますか?
「良いアイデアじゃないってことは絶対ですね。」

(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:Gpone 2012年06月01日



なんか最近、遅いロッシの方が安心して見ていられるんですよね…いやいや、ダメだ、そんなんじゃ…



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