セパンのCRTテスト…
かなりドタバタだったみたいですねぇ…
モトGP『セパン:CRT短縮テスト』
★セパンで行なわれたCRTテスト(イオダ、フォワード、アヴィンティアが参加)が、雨により短縮されてしまった。来シーズンより義務化されるマニェティ・マレッリ製ECUのテストのためプロトタイプマシンより2日早く開始したのだが、望むような結果は得られなかった。
★昨年のセパン戦ではウェットコンディションで首位タイム2分15秒と記録されているが、それには遥かに及ばず、プロトタイプ機と競り合わずして山積みの作業となった。
★トップのダニーロ・ペトルッチは旧マシンを使用(新型は次回テストより)し、午前は4ラップのみで2分23秒456を記録。その後、チームメイトのルーカス・ペセックと交替した(管理人注:同チームでは2選手1台のマシンでテストしている)。
★エクトル・バルベラ(チーム・アヴィンティア、FTR&カワサキエンジン)は20ラップをこなし、ペトルッチ選手とは0.5秒差。
一方、ヒロシ・アオヤマはモトクロストレーニング中に骨折した手首がまだ痛むようで、ピット待機となった。
★チーム・フォワード(FTR&カワサキ)ではこの2日間ほとんど、マシンパーツ搬入の遅れによりピット待機を余儀なくされていたが、遂にコースに降り立つことができた。
★全選手とも新ECUの問題点を嘆いていた。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年02月04日 Gpone記事より抜粋)
え〜と、『Gpone』の別記事によりますと、ダニーロ・ペトルッチ選手が今回のセパンで乗ってるマシンと言うのは、2012年の初期バージョンのシャーシを使ってるやつでして…去年、エドワーズ選手が散々こき下ろしていたやつですな…。
しかも、このチーム・イオダと言うのは今年からライダー2人体制になったもんですから、今回のセパンテストではマシンが足りないわけです。んで、『午前はわたしで、午後はあなた』となったんだとか。後3日もあるんですけど…どうすんでしょうねぇ。
さて実は、このドタバタテストの中に…
密かに秋吉・高橋選手も混じってましてねぇ…
モトGP『セパンテスト:HRCテストライダーも参加』
★セパンて行なわれている『ECUテスト』に、アヴィンティア・ブルーセンス(エクトル・バルベラ、青山博一)、NGM Mobile Forward Racing(クラウディオ・コルティ、コーリン・エドワーズ)、CAME Iodaracing Project(ダニーロ・ペトルッチ、ルーカス・ペセック)の他、RC213V MotoGPプロジェクトのため秋吉耕佑、高橋巧HRCテストライダーらも参加した。
★秋吉選手は既にパドックでも有名。2009年よりHRCテストライダーとして契約し、全日本スーパーバイクや鈴鹿8耐ではワークスライダーを務める。また、モトGPクラスにも負傷選手の代役(2010年Interwetten Honda、2011年グレジーニ)やワイルドカード(2011年LCRホンダ)で数回参戦している。また、かつてはスズキワークスからもモトGP参戦したことがある。
★今年よりHRCテストライダーに加わった若手ライダー高橋巧は、既に昨年11月のセパンテストにも参加。全日本スーパーバイクではHARC-PRO Hondaチームから参戦しており、2010年鈴鹿8耐清成龍一と共に優勝し、同レースの最年少優勝となった。
カリフォルニアにあるケニー・ロバーツ・シニアのランチで行なわれた『ヴァカンス研修』にも参加。
今回のセパンは高橋テストライダーにとってはホンダRC213V機での2回目のオフィシャルテストなる。昨年11月のテストでは初日の2分09秒91を最終的に2分06秒32にまで削る上達振りを見せた。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年02月04日 Bikeracing.it記事より抜粋)
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