ロッシ感動の初ファーストロー：2014ミザノGP

『ロッシ：かつてこれほど戦闘力が高かったことはない』

★ミザノ予選で3位を獲得し、今季初のファーストロースタートとなったヴァレンティーノ・ロッシのコメント。
「バルセロナとかムジェッロとか、他のコースでもFPで速かった事はあるんだけど、今日のFP4は絶対に今年の最高でしょうね（笑顔）
第4コーナーでミスってしまって…あれでPPを逃したな。とにかくファーストローって言うのが実に良い…また、ここミザノで取れたっていうのが感動的なんですよね。」

【FP4は本当に最強で、ロッシ選手の最高ペースでは…】
「FP3でけっこう良いスタートだったんだけど、FP4では明らかに一歩前進できましたね。もう、かなり満足してたんだけど…その後、更に改良を加えておいたセカンドマシンに乗ったら、またまた一歩前進しちゃって。でも、まだ土曜日だから…明日になったら全て変ってしまうかもしれないし。今は、ヤマハ機の戦闘力がここまで高く、ホンダ機が若干後退してるって事が重要ですね。同様に、FP4でずっと前を走れたって言うのが意義深いです。レースに向けて調整し切れるよう作業を続けていかなければ。もうモトGPクラスって言うのは、レース毎じゃなく一日一日のものでね…例えば、2013年にあった事なんかさほど驚きもしない話で…土曜日には僕が強い走りをしてたのに、WUでホルヘ（ロレンソ）が前進して…ヒドい目にあいましたよ。明日は、うちがそう言う前進をしなければね。とにかく、こんなFP4はけっこうご無沙汰だったなぁ。」

【ホンダ機が苦戦してる？】
「それほどでも。いつも彼らはドライの1日目はちょっと苦戦するから…でも、2日目になるとけっこう前進してくるんですよ。明日も、そうなるかもね。」

【ロレンソ選手とホンダ機なら…どちらが脅威？】
「今日の標的はホルヘだったが、マルケスは『悪党』だから、明日、勝つ為にあらゆる事をしてくるでしょ。」

【かつてミザノでは独走逃げ切りレースが多かったが…明日もそうなりそう？】
「今年のモトGPクラスは常に見ごたえのあるレースできたから…ただ、レースは最初の10周で決まりますからね。それ以降は、挽回できずにズルズルと行く事になるでしょ。」

【違いを出せる要素は？】
「まぁ、そう多くはないですね。ホンダ機がどうスタートするか、そして、うちがどうスタートするか…ですね。多分、イアンノーネが重要な役回りになるかなぁ…もし、僕ら4人の中に食い込んでこれて、オーバーテイクでちょっと厄介な存在になればね。」

【新ヘルメットについて説明を…】
「言葉遊びなんですよ。『Misano（ミザノ）』って単語と『mano（マノ、手の意味）』って単語は韻を踏んでるでしょ。だから、僕のメカニック達や身近にいる人達の手形をデザインにしたんですよ…手を貸してもらおうって意味でね。僕の母ステファニアと、彼女のリンダのキスマークも付いてるんですよ。」
（2014年09月13日Moto.it記事参照）

[amazonjs asin=”4569819648″ locale=”JP” title=”高校生が感動した物理の授業 (PHP新書)”]