『ロッシ:10回目タイトル獲得に向け覚悟はできている』
★ヴァレンティーノ・ロッシがヴァレンシアGP木曜会見で、次のように語った。
「来年、10回目タイトル獲得を目指して覚悟はできてます。厳しい事は承知してるが、不可能ではないでしょ…まだまだ伸びていけるし。冬期テストで作業を始め、僕は既にもの凄いポテンシャルを証明しているし。僕のチームも一歩前進が可能でしょう…ガルブゼラ(チーフメカニック)は僕以上にモトGP機に詳しくなるでしょうね。」
【1年前のヴァレンシアGPではバージェス(元チーフメカニック)に別れを告げていたが…】
「難しい決断でした…勇気のいる決断ですよね。でも、それが正しいと分かっていたんで。作業の仕方が変わったし、今はかなりの時間のコンピューターの前で過ごさなければならない…ライダーの意見を聞いているだけでは駄目なんですよ。」
【目標に達せられた?】
「僕にとっては良いシーズンでしたね。自分がやってきた作業に…自分自身の伸び具合と同様に誇りを感じてます。実に楽しめたし、良い競合いもできた…この調子で続けて行きたいですね。」
【そして、またタイトルを目指す…】
「容易な事じゃないとは分かってます…特に、来年は最初からホルヘ(ロレンソ)が最強の走りをするでしょうから。それにマルク(マルケス)がいる。今シーズン12勝してるって事は忘れられるわけがない。僕より10勝も多いんですからね!この2人と戦うには、僕ももう一歩前進しなければ…でも、そう考えられるってだけで、既にポジティブなんですけどね。」
【もしタイトルを取ったら引退する?】
「そう言う事で悩みたいもんですねぇ(笑)」
【操縦に関しては、今がキャリア最高だと思う?】
「僕としては、上手く操縦してると思うんですが…何とも言えないですねぇ。あまりにも色々な事が変ってるから…でも、今は細かい部分の作業をしてるんですよ。僕は年を取ったし、ライバルは若くなってるし、マシンは昔と全然違うしね。でも、フィジカル面もメンタルも良い感じですよ。走る気満々だし…もうシーズンが終わってしまうなんて変な感じなんですよね。」
【こう言う風になると思ってた?】
「願ってたってところでしょうかねぇ。重要な1年だったしね。リザルト次第では辞めるかどうかって話だったから。だから、2倍嬉しいですよ。」
【では、ライバル陣はまだまだロッシ選手を選手相手に頑張らねばならない?】
「僕ってライバルとして、それほど悪くはないと思うんですよ…ライバル達には煩わしがられたいと思ってるんですけどね(笑)。僕相手に戦うのって、また味わい深いんじゃないかって思うんですけどね。」
【ロレンソ選手は総合2位争いで、それを味わわなければならない…】
「彼を倒すのはイケテルでしょうね!重要な戦いになるでしょう…特に、チームメイト相手なんだから。全力を尽くしますよ…ここのホルヘの戦闘力はいつも高いのに対し、僕の方は苦戦気味ですからね。」
【もう作戦は立ててある?】
「色々と計算するほどのポイント差ではないから…ホルヘが1位で僕が4位なら総合2位はホルヘのものでしょ。重要なのは、あらゆるサーキットで速いと言う事を証明すべく、良いレースをする事ですね。」
【常にあらゆるリスクを冒すようなレースになる?】
「状況に依るでしょう…もし優勝がかかってる勝負ならね…。」
(2014年11月06日Gpone記事参照)
見たいですね、TEN TIMES!!
「ライダーの意見を聞いているだけでは駄目」
ロッシは具体的な理由は言わなかったけど、これがバージェスを切った理由だったのかな?
バージェスの電子制御の対応にロッシが不満を持っていたということか。