『クラッチロー:まだ思い切って出来ない』
★セパンテスト最終日でカル・クラッチロー(ホンダLRC)が、2分00秒536で11位(+1.669)を記録した。
★クラッチロー選手はモトGPクラスに、これまでヤマハ/ドゥカティで参戦し、今回のホンダ機が3台目となる。
★ホンダ機の特性はコーナーを角を取りながら曲がり、ハードブレーキングと加速が強味である。ヤマハ機は走行ラインは曲線で、コーナー旋回時に若干有利である。
★クラッチロー選手のコメント。
「自分のラップタイムには満足してないし…当然、プッシュはしてましたよ…他の選手のようにリスクを冒せるほど、まだ充分は乗り心地じゃないんすよね。0.5秒削って…本当はもっと削りたかったんすけど。でも、ユーズドタイヤでなら戦闘力があるから。」
【ホンダ機は、どう?】
「今日は、これまでにないぐらいコースで楽しめましたよ。エンジンブレーキを進歩させられたけど…まだ、電制システムなしで走ってるんすよ…コントロールトラクションをちょっとと、アンチウイリーは使ってますけどね。グリップが、あとちょっとかな…でも、問題点に対して操縦を学んでいかないと。他のライダーはやってますからね。このマシンだと、アクセルを今までよりソフトに開かなければならないんすよ。でも、ハードブレーキングやコーナー入口ではかなりアグレッシブにならなければならない。」
【マルケス選手が同じマシンで1分58秒867を記録していたが…】
「他の選手のコースレコードは?レース序盤で、そんなタイムは出せないでしょ。でも、もし今日が予選だったら、自分は記憶に残るようなことが出来てたかもね。ユーズドタイヤなら、かなり速く走れるから。でも、新しいフロントタイヤだと、エッジに同じようなグリップが出ないんだよね…だから、コーナー旋回で有利になれない。いつだって、そこが自分の強味だって言うのにね。」
【他の選手らについては…】
「どうして他のライダーが、まだスーパーソフト・タイヤが使えるのかが分からないんすよね。もう、ほとんどのマシンは同じような馬力でしょ。ホンダ・オープン機なんて、直線コースではほとんどファクトリー機と一緒じゃないっすか。チーム・フォワードのヤマハ・オープン機だってM1機の型落ちだし。
今後はね、ドヴィやイアンノーネ、ブラドルらがファーストローの常連になると思いますよ…まぁ、それはレギュレーションだから。と言うわけで、自分はひたすら予選を伸ばしていかないとね。」
(2015年02月06日Gpone記事参照)
そう言えば、マルケス選手も「カル(クラッチロー)にホンダ機の乗り方について聞かれた」って言ってましたもんねぇ。
マルケス選手が、どうしてホンダ機を乗りこなせるのかについてネットリ説明してますんで、興味のある方はメルマガ『風聞〜イタたわGP』のこちらの記事をどうぞ!!
【号外 2015年2月6日 発行】
2014~2015年オフシーズンこぼれ話 その6
なぜマルク・マルケスはホンダ機を乗りこなせるのか?
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やはりブラドルが苦戦したように旋回速度重視のライダーは213Vには合わないのでしょうね。
とは言え2分00秒5と言うタイムは悪いタイムじゃない。
昨年の後半みたいにライディングスタイルを変える事ができればもっと速くなるでしょうね。
クラッチローならできるはず。
バカっぽいようで実は色々勉強家なところがある。
気がしてる。
>本当はもっと削りたかったんすけど
>開かなければならないんすよ
>分からないんすよね
>ファクトリー機と一緒じゃないっすか
主さんのクラッチローの時だけの意訳ワロス