『イアンノーネ:人生最難関レース』
★5月17日(日)、ル・マン決勝レースをアンドレア・イアンノーネが5位でゴールした。12日(火)のテストで肩を脱臼し、一時は参戦が危ぶまれていたが、レースではマルケス選手と見事な競り合いを見せていた。なお、総合でも5位。
★イアンノーネ選手のコメント。
「僕にとっては本当に難しいレースで…多分、人生最難関レースだったでしょう。」
【その肩の状態で参戦するのは誰にとっても容易じゃないでしょう…】
「最初は調子良かったんですよ…ペースも良かったし、状況に集中していられたし。10周目ぐらいまでは速く走っていて…ロレンソとドヴィツィオーゾにくっついてね…でも、その後、左腕が痛みだして…それを補うのに右腕をかなり酷使してたら、右腕がへろへろになってしまって…それで、ブレーキングで機敏な動きができなくなってしまったんです。ミスも2回ほどして、タイムロスしてたら…スミスやマルケスに追いつかれて…マルケスとは良い競り合いができましたね。とにかく、今日の事に関しては喜ばなくてはね…完走するだけでも本当に難しかったんだから。チームには感謝してます…物凄く戦闘力のあるマシンを用意してくれて、こう言うリザルトを取らせてもらったんだから。それからクリニカ・モバイルの皆さんにも感謝してます…サポートしてもらって、今週末はずっと治療してもらってましたから。」
★イアンノーネ選手はこのほか、次のようにも話していた。
「途中、3〜4周一息ついてたら、マルケスとスミスに追いつかれて。終盤ラップではちょっと回復して、マルクと良い競り合いになってね。本当は追い抜きたかったんだけど…でも、この先、またチャンスはあるから。とにかく、少なくともブラッドリー(スミス)の事は抑えられたし…それに関しては、けっこう嬉しいですね。」
(2015年05月17日『Motosprint』記事参照)
(2015年05月17日『Omnicorse.it』記事参照)
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ノネノネ・・・ド根性見せてもらったゼェーーーット!
凄かったっす。
直前の肩の件も含め、本戦はライダーとしてのターニングポイントになるのでは?
マルケスとのバトルは本当に凄かった!
福田氏がしきりに「マルケス凄い!」ってはしゃいでましたが、同等以上に今回はイアンノーネが凄かったと思います。
4位と6位では大違いなので、マルケスのその執念は物凄く感じましたし、もちろん凄いんですが、その凄いチャンピオン・マルケスに、ドゥカマシンでしかも負傷中のイアンノーネがそれに呼応したことももっと評価されるべきだと思います。
ブラッドリー・スミスが絡んでくれたら面白いと思った反面、流石に3台であれをやるとかなり危険だなとも思いましたが、彼が静観しきって最後の最後に漁夫の利を取ってくれたらとも思ったのですが、結局これも抑えきったイアンノーネが凄かったということなんだなと。
正直マルケスが2台一気に抜くまでは、ブラッドリー・スミスが4位でゴールすると思っていましたから。
個人的にはイアンノーネとドゥカティ機のパッケージのポテンシャルは、ドヴィとのそれよりも高く感じてます。というか、期待してます。
ムジェロはイタリア人のワンツースリーが見られそうな気がします!
もちろん1位はヴァレで!