『ストーナー転倒事故:ケーブルが原因』
★7月26日(日)、鈴鹿8耐レース中にケーシー・ストーナーが転倒した件について、本日29日(水)、ホンダHRCより同選手への謝罪とともに、事故原因はスロットルの不具合であったことが公表された。
★ストーナー選手のマシンは『Hairpin』コーナーの進入口でスロットルが開放状態となり、被害を最小限に抑えるべく転倒せざるを得なかった。なお、この転倒により同選手は右肩甲骨および左足の脛骨を骨折した。
★ホンダHRCからの公表文。
《ホンダ・レーシング・コーポレーションは、今週日曜日の鈴鹿8耐レースでケーシー・ストーナー選手が転倒した件について、耐久レース用HRCファクトリーバイクの詳細な分析を行い、スロットルを点検した結果、スロットルケーブルに不具合があったことが判明しました。なお、『ホンダCBR1000RR』市販機のスタンダード・スロットルとは異なるものを使用しています。
これまで同様の故障が発生したことはないものの、HRCでは同コンポーネントは今後使用せず、耐久レース用には新バージョンを設計する予定であります。
HRCではケーシー・ストーナー選手に対し謝罪し、鈴鹿8耐レース参戦に向けられた努力に感謝の意を表します。》
(2015年07月29日『Omnicorse.it』記事参照)
(2015年07月29日『Gpone』記事参照)
【メルマガ号外 2015年07月30日 発行】
【鈴鹿8耐、ストーナー転倒まとめ】
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今回のホンダの対応は早かったですね。レースではホンダユーザーは多いので、このような発表が迅速に行われる事はすばらしいと思います。来年もケーシーには是非出場して貰いたいですね。
ロッシも初参戦はダメでしたから、ケーシーも来年出るなら結果が出せるでしょう。
ただ、CBR1000RRは設計がYZF-R1と比べて古いですから今度はワークスで参戦してもらい
たいものです。
野心が、、、とかどや顔で書いていた奴らは涙目だな。
ケーシー、嫌になってしまうんじゃないかなぁ
見ていてもゾッとしたのは、チョット、ですよね…
レース前のインタビューで「レースはこれが最後」と言ってましたが…リベンジありかな?
CBRはたしかにベースは古いけどスロットルバイワイヤーじゃないのかな? ケーブルに不具合って?
グリップに直接角度センサーをつけているのはマルケスだけという記事が前に有ったけど、アクセルグリップと角度センサーの間を繋いでいるワイヤーかな? 昔のFCRキャブでは負圧に負けてスロットルの戻りが渋いことはあったけどワイヤーそのものトラブルは記憶に無いですね。
バイクの場合、ワイヤー って表現は分かりにくいですね。
物理的な力を伝えるワイヤーと電気信号を伝えるワイヤーと有りますよね。
まあこんな中途半端じゃKC・ホンダどちらも納得いかんでしょ
来年しっかり走って結果を出してほしいものです。
ケーシーが8耐に関して公式コメントをリリースしましたね。
メディア向けの、と言えばそれまでなんだけど、私はケーシーらしい穏やかさを感じましたよ。
諸々な事情や流れに左右されるのもレース。
どんなに備えていたとしてもアクシデントに襲われるのもレース。
それでも「走る」「走らせる」人たちはすべてを飲み込みプロフェッショナルに徹する。
祭りのあとはただ清々しい静寂が広がるのみ。
理由はよく分かりませんしGPマシンも分かりませんが
バイクの場合ライドバイワイヤでもスロットから開度センサーまで通常のアナログな機械的なワイヤーで接続してます
なんででしょうね
GO69さんへ
バイクは自動車と違ってステアリング操作によってアクセル系統の伝達距離が変わってきます。
なので確かな安全性を担保する為に、メーカーにも依ますが、閉じ側などはセンサー以外
にワイヤーでも管理、制御しています。スロットルセンサーが故障した場合もスロットルを
閉じる事ができるからです。二重の安全対策ですね。私も過去にBMW S1000RRに乗っていま
たが、そのような構造になっていました。最新のドゥカティ1299パニガーレ辺りはワイヤー
も無いようですが。
以上、ご参考までに。
GO69さんへ
補足説明です。アクセルではなくスロットルへの伝達距離ですね。
あと自動車と違いバイクはアクセルが剥き出しなので、走行中異物など
がステアリング周りに挟まった場合、ケーブル伝達には支障がありますが、
センサーケーブルは電気信号なので、ケーブルが切断されない限り、スロットル
の制御は可能です。もちろんセンサーケーブルが切断されればスロットルは閉じる
制御になっています。BMWの閉じ側だけワイヤー制御なのは、開け側のセンサーが
故障しても、重大事故には発展し辛いからだと思います。閉じ側センサーが故障した
場合にワイヤーでスロットルを閉じる仕組みです。
マシンのトラブルは当然改善していくべきだけど、なぜ鈴鹿の危険性については触れないんだろう?
あのコーナーは転倒も多いはずだし、転倒したマシンが再びコース上に戻ってくる二次事故の可能性が起こりやすいのも問題だと思うんだけどな。
大次郎のことを持ち出すなって言う方もいるけど、シケインのエスケープゾーンが狭い事も含めて鈴鹿を全面的に見なおさないとトップライダーも走るのを嫌がるだろうに。
最近、仕事で角度センサを使う機会があったので、ちょびっと調べてみました。
センサはリニア、ロータリー共に磁場を検出して信号を出力するので(他の方式も有る)、不具合の元になるのは、静電気や浮遊磁場(電磁波)といわれる外的影響のようです。
その際、基準位置のズレ(ドリフト)が起こり得るとのこと。(今回の事故では、グリップ位置26度でスロットルがアイドル開度になった?)
外的影響は自車輌からと他車輌から、更には地磁気、外来電波など予測が難しいものもあるそうです。電磁的防御装置の不足かな?
使用環境温度については、さまざまで80~100度等とありました。8耐にはキツイか?
ちなみに、わたくしが使用したセンサは、検出軸の耐ラジアル荷重が5Nでした。ひ弱過ぎる(泣)。
長くなってしまった…。
あと、機械式ワイヤを中継に使うのは、遊び調整が簡便だからかな?♪ヽ(´▽`)/