MotoGP

ロレンソのドゥカティ移籍、ストーナー参戦について:ジジ・ダッリーニャ

『ダッリーニャ:ロレンソ?早々にドゥカティは決めるつもり』

luigi-dall-igna.jpg


★ドゥカティのジジ・ダッリーニャ氏(ゼネラルディレクター)が『la Gazzetta dello Sport』紙のインタビューで、次のように語った。
「ロレンソとマルケスには誰だって興味を持つでしょう。うちは早々に決めるつもりでいますよ。」

【ライダー争奪戦を始めるつもり…】
「ただ、うちはイアンノーネとドヴィツィオーゾで勝てると確信してますけどね。」

【ロレンソ選手はドゥカティからのオファーを待ってるようだが…】
「私はずっとはっきりした態度を取ってきたし、『うちの目標は現在の選手を強くすることだ』と言ってきました。おいおい契約がまとまっていくでしょう。」

【ロッシ選手が「ロレンソにはヤマハを離れてドゥカティに行く度胸はない」と言っていたが…】
「あくまでもヴァレンティーノ(ロッシ)の考えであって。ドゥカティ機は技術的に進化してきたし、組織的にもそうです。ちょっと凄いことができそうな状態にはなってますよ。」

【今回のドヴィツィオーゾ選手の2位は、昨年の開幕戦での2位よりも意義深い?】
「上手く組み立てていきましたね。色々と判断するにはまだ時期尚早なんだが、昨年の開幕戦は新エンジンで予期せぬ結果が出てくれたのに対し、今年は『うちは接近してきたな』と言う感じでしたね。」

ダニーロ・ペトルッチ選手をFP参加させたのは誤りだった?】
「結果的にはそうですね。あいにく、ライダーに何かを強要するって言うのは難しいもので。医師の説明を聞きはしたものの、ダニーロ本人にその気があるならば、参加させない方が誤りと言うものでね。」

【ストーナー元選手がペトルッチ代役でGP15機で参戦しないのは、なぜ?】
「体力的にレース完走できるような状態じゃないんですよ。だから、2レース連続なんてこともないですね。セパンテストの時、半年ぶりにモトGP機に乗ったんですから。それに、もともと身体面に問題を抱えてたせいで、体力が充分じゃない。参戦させても意味ないですね。」

【でも、本人に話はしてみた?】
「ええ。それで、参戦するような状況じゃないって結論に達したんです。ケーシー(ストーナー)はテストライダーなんだし、私としてもマシンやパーツのテストをしてもらうことに関心があるのだし。まぁ、シーズン中盤以降、どうなるかですね。」

(2016年03月26日『Motorsport.com』記事参照)


あの…ちなみにロレンソ選手の方では、ドゥカティ移籍を決めても、今シーズンのヤマハの態度は変わらないはず…と言うようなことを言ってました。
あっ、でも、もちろん『ドゥカティ』とか具体的な名前は口にしてませんけどね。
こんな感じ。
「ヤマハは日本メーカーで、実に生真面目だから。チームメイトと同様のマテリアルを提供し、同様にチャンスを与えてくれますよ。(Gpone引用)」

あの、それから…
上の記事のロッシ選手の発言「ロレンソにはヤマハを離れてドゥカティに行く度胸はない」っての…
メルマガの方にまとめておきました。3月31日までに登録すれば無料で読めます。

【2016カタールGPまとめ その1 ヤマハ】[2016年03月23日 Vol. 82

●ロッシvsロレンソ小競合まとめ:契約更改、後追い批判、FP4口論、ドゥカティ移籍、お口にチャック

[amazonjs asin=”B002B54NF0″ locale=”JP” title=”ユウキ製薬 スタンドパック にんにく卵黄油 20-30日分 60球”]

体力回復クリックPrego > 人気ブログランキングへ

POSTED COMMENT

  1. 鈴菌 より:

    度胸が無い・・・
    ドカに行く度胸があっても、逃げ帰って来る様じゃ・・・

    • motozizi より:

      逃げ帰ってくる場所があるだけ凄いですよね。
      そして、その後も結果を出しております。

      実際に当時のドカは最低でした。
      マシン開発に於いて、ロッシのアドバイスはほとんど聞き入れなかったようですし・・・

      今のジジ体制だったらもっと変わっていたかもしれまんせんね。

      とにかく当時のドカは全てにおいて最低でした。

    • 廃道愛好家 より:

      あれは逃げ帰ったと言うよりも、勝てる車両が作れないチームに見切りを付けて退散したって言うべきじゃないですかね。
      良くなる見込みが無いと判断した物に時間の浪費を許すような世界じゃないでしょ?
      チームがライダーに見切りをつけるんだから、ライダーがチームに見切りを付けるのだって
      至って普通の事だと思います。

      ライダーの開発能力と言うのは、自分の感性を的確に伝える能力と車両の挙動を的確に感じ取る能力であって、ライダーが車両を作ってる訳ではありません。
      エンジン組立てる位は出来るとしても、設計して図面ひいたり、加工もできるライダーなんて、まぁ居ないでしょう。
      例外としてカピロッシはへんてこりんな物を商品化したりしていたような・・・

      ・勝てるチームを出ていくライダー
      ・勝てるライダーを放出するチーム
      はギャンブルだけど

      ・勝てないチームを出ていくライダー
      ・勝てないライダーを放出するチーム
      は、当然の成り行きだと思います。
      後で大化けすることも有りますけどね。

  2. nav. より:

    進むも勇気、止めるもまた勇気ですよ!
    ジジさんは柔軟な受け答えですね。
    しかし、自信もたっぷり持っているようで頼れるリーダーって感じ。
    チームライダーに配慮したコメントは聴いてて気持ち良いです!

  3. motobeatle より:

    うむーこのジジのコメントを見ると、先の当事者及び関係者の発言の信ぴょう性が揺らぎますね。
    ちなみにドカはロッシ在籍時に彼の意見は取り入れてます。
    力を入れて開発していたカーボンフレームを止めて、彼の言う通りアルミフレームを造ったんですから。

    • motozizi より:

      確かにアルミフレームにはなりましたが、その出来たるや皆さんご存知の通りかと・・・

      実際、ホンダ、ヤマハのフレームと比べた時、外見だけでも溶接個所の仕上がりとかは雲泥の差がありました。

      チームと開発陣との仲もあまり良くなかったようですし、ジジ加入後はその辺もジジの指揮下になった事で色々と良くなったみたいですね。

  4. はな より:

    イタリアでも当時ネット上で

    ロッシファン;ロッシは開発力あるのに要求するマシンを作れないドカはクソ
    ドカファン;散々自分ならストーナーより勝てると大見得切って大金受け取ってきたのに、
    やりたい放題やって開発を迷走させた上、ろくな成績も残せず、チームを罵るだけ罵って逃げ出したロッシはクソ

    というお互いのファン同士、罵りあいをしていたそうですが似たような構図がここにもありますね。

    せめてカーボンモノコックで表彰台に何度かあがってから否定すればカッコもついたのにね。
    ストーナーはそれでなんどか勝ってるんだから。

    • BREIL より:

      あ、当たってる…(ドカファン)

    • ペロ より:

      それまでは実績で黙らせて来れたけど、
      この辺りからロッシのブーメランというか劣化が始まった気がします…
      ストーナーにごめんなさいできないのは傑出したレーサーのプライド故なのでしょうが、だからこそ昨年のセパン以降は自業自得にしか見えず非常に残念です。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP