『ル・マン：金曜FP後コメント』
★5月6日（金）、ル・マンGPのFP1/FP2終了後の選手コメント。
★ホルヘ・ロレンソ（ヤマハファクトリー、FP1が2位、FP2が首位、FP総合首位1分32秒830）
「ポジティブな一日でしたね。最初から戦闘力も高かったし、すぐに速かったし。最後に『47番』タイヤを履いたら、もっと速くなって。ミシュランにお祝いを言わないと。実に懸命に、速攻で作業を進め、問題解決に取り組んでくれてますから。
以前からあるリアタイヤの方は相変わらず直線コースで滑ってますね。でも、新しいタイヤだと状況は確実に改善されてるし、うちはヘレスの時より戦闘力が高いように見えます。1周タイムでは他の選手より0.3秒速かったし、ペース面でもけっこうマージンがあるし。でも、まだ金曜日ですしね。他の選手も追いついてくるだろうし、ライバルは大勢いますから。ロッシがちょっと下位だけど、『47番』タイヤを使ってなかったようだしね。あれを履いたらタイムがどうなるか…。冬季テストの時と比べると、新しいリアタイヤはもう少し動きが悪いですね。でも、ヘレスの時のに比べたら30〜40％は前進してますよ。」
★アンドレア・イアンノーネ（ドゥカティファクトリー、FP1が6位、FP2が2位、FP総合2位1分33秒169）
「なかなかポジティブな一日でしたよ。FP1もFP2も良い仕事ができました。午前のFP1ではちょっと下位だったけど、けっこう色々と理解できたんで。おかげで午後のFP2では速攻で改善していけました。ミシュランタイヤのおかげで、出走する度にゼロコンマ何秒か削れてました。ヘレスでの問題を解決すべく驚異的な作業をしてくれたんです。こう言う風に速攻で対応してくれるメーカーがいてくれるってのは重要ですよ。希望通りのポジションに戻ってこれました。改善すべき点はまだまだ山積みですけどね。端から見てるほどには単純じゃないから。でも、この位置に来れましたよ。良い仕事ぶりだし、僕のバックには偉大なチームが控えてくれてるから。おかげで安心していられます。」
★マルク・マルケス（ファクトリー、FP1が3位、FP2が3位、FP総合3位1分33秒313）
「最初に出走した時から、今回はもっと苦戦するぞって分かりました。今のところ、電制システムやタイヤ、セッティング面では僕にとって最悪のコースって感じです。『47番』タイヤは試してみました。ちょっとは良いようだけど、他のとそれほど大きな違いはないですね。従来のカーカスのソフトタイヤの方は試してません。それに5周しか走らなかったんで…長距離でどうなるのかも把握しておかないと。今のところ、目標は表彰台です。それが果たせたら、好リザルトって言えるでしょうね。でも、まだ金曜日だし、お先真っ暗ってわけじゃないです。」
★アンドレア・ドヴィツィオーゾ（ファクトリー、FP1が4位、FP2が5位、FP総合5位1分33秒574）
「出足は快調ですね。すぐに速く走れてるし、おかげで細かい作業ができるし。もちろん、それだけじゃ充分とは言えませんが。FP2ではリアタイヤ2種の比較テストをしてました。でも、絶好調って感じじゃなかったですね。フロントのフィーリングがいまいちで。
ポジティブ面は改善の余地があるって所です。ロレンソが最速なうえ、まだマージンがあるようだし。ユーズドタイヤでロレンソの後ろについて走ってみたんですよ。かなり貴重でしたね。けっこう色々と情報収集ができたんで。
『47番』タイヤのグリップは今までのと似たようなもんですよ。ただ、更なるテストが必要ですね。
『34番』タイヤ（※これまでのレースで多くのドゥカティ選手が使用していた『36番』はミシュランにより却下された）に関しては、チャタリングは感じなかったですね。以前はずっとチャタリングが出てたんで（34番は）使えなかったんですが。今のところ、上手く機能してるようですよ。明日はリアの『47番』に集中してみて、セッティングを調整してみます。ただ、違いは本当にちょっとなんですけどね。
ドゥカティ機の戦闘力が上がってるかって？実のところ、僕はヘレスの時から良い手応えだったんで。」
（2016年05月06日『Moto.it』記事参照）
（2016年05月06日『Gpone』記事参照）
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