MotoGP

イアンノーネ棄権『無駄なリスクは意味なし』2016アラゴンGP

『イアンノーネ棄権:無駄なリスクは意味なし』

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★9月23日(金)、椎骨D3に軽度骨折を負うアンドレア・イアンノーネは午前FP1を6位(+0.771)で終えたが、結局、今回も棄権することを決めた。

★イアンノーネ選手のコメント。
「難しい…でも、必要な決断でした。」

【午前FP1で出走した際の手応えは?】
「マシンに乗った感触はポジティブで、タイヤ1組だけでタイムを伸ばしていけました。でも、身体の方の感触がネガティブでね。」

【具体的に言うと?】
「痛みが酷いんですよ。特に、力が入らなくて…モトGP機の操縦をしようって時に、それは有りえませんから。それで棄権することにしたんです。力が入らないんなんて一番深刻な問題でしょ。こんな状態で走ったら、アッという間にミスってしまうから。あのまま走り続けるなんて大馬鹿者ですよ。」

【周回を重ねると、どんな感じ?】
「更に痛くなり、どんどん力が抜けていきました。そのうえ、セッション終了30分前なんか、首が動かなくなってしまってね。」

【午前FP1では鎮痛剤なしだったが、もし使っていたら…】
「1つの解決策ではあるが、医師の説明によれば操縦するにあたり感覚がなくなってしまうだろう…と。そう言うのは経験済みでね…マシンに乗ってると説明できないようなことが色々と起きるんで。ここは時速340km出ますからね。何が起きるか100%把握できる状態にしておきたいんですよ。」

【レース参戦は無理だったと思う?】
「その反対で、なんとかして完走はできただろうが、それなりのスピードで23周走り続けるのは難しかったでしょうね。10周も走ればペースダウンしてしまってたでしょう。ここは高い戦闘力でいけただろうから、そうそう降参したくなかったんですけどねぇ。意味もなくリスクを負うような状況に身を置きたくないんで。」

【静養した方がいい…】
「地に足をつけ、現実を見据えて決断したんです。ミザノでは医師から、骨がくっつくのに25日かかると言われたから、あと10日ってとこでしょう。」

【では、茂木GP(10/14〜16)は大丈夫?】
「けっこう自信ありますよ。今後のことを考えれば、今は棄権するしかないんだし。この3日間で無理をすれば高い代償になりそうだし、来週はトレーニングと休養に当てた方が良いでしょ。」

★なお、イアンノーネ代役としてミケーレ・ピッロ(テストライダー)が出走する。
ピッロ選手のコメント。
「イアンノーネは走れると思ったんですけどねぇ。もう5年もアラゴンで走ってないんで、ミザノの時のような好パフォーマンスでスタートできるといいんですが。」

(2016年09月23日『Gpone』記事参照)

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