『ガルブゼラ:ロッシはテストで引き離されてたが、もう大丈夫』
★3月26日(日)カタールGP決勝戦、ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が3位でゴールした。
★ロッシ選手は冬季テストから苦戦続きで、今回は日曜ウォームアップも不調。レースでのスタートグリッドも10位だった。
★シルヴァーノ・ガルブゼラ(ロッシ選手のチーフメカニック)がイタリア紙『la Gazzetta dell Sport』で、次にように話していた。
「今さら隠しても仕方がないから言いますが…始まる前は心配してたんですよ。ところが、初戦から持ち直してくれて。テスト期間中に引き離されていた分は、もうすっかり取り戻しました。最終的には、あと0.1秒ってところでしょう。以前のように1秒も引き離されてませんから。これでやっと、うちにとっては平常です。数日前までとは違うんです。」
【何が復活の鍵になった?】
「レースに向けて、ウォームアップとは反対のことをしたんですよ。手探りで始めたわけじゃない。良くなるだろうって事は分かってました。ただ、どれぐらい良くなるかは分からなかった。最後の最後まで、皆でピリピリしましたよ。どうぞタイヤが保ってくれますように…って。」
【今回、なぜロッシ選手は苦戦していたの?】
「フロントタイヤがヴァレには柔らかすぎるんです。かなり暴れてしまって…特に、終盤は用心して操縦しなければならなかったんです。まるで卵の上でも走ってるようにね。」
【今後もそれは続きそう?】
「良くはなってきてるんです。何をどうすればいいのかが分かってきてるんで。今はミシュランタイヤが我々向きじゃないってことでね。ただ、アルゼンチン次戦からはもっと固いタイヤが用意されるそうだから。タイヤが上手くいってくれるかどうかですね。オースティンも然り。今後のレースがどうなるものか興味津々ですよ。」
(2017年03月28日『Motorsport.com』記事参照)
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