『マルケス:優勝だけでなく、今回のGP全てをニエトに捧げる』
★8月6日(日)、ブルノGP決勝レースでマルク・マルケス(ホンダファクトリー)が優勝し、先日、亡くなったスペインの伝説ライダー、アンヘル・ニエト元選手に捧げた。
★マルケス選手のコメント。
「今回はアンヘルのための特別なGPでした。全選手、彼を偲びながら走ってたんです。1分間黙祷の際は本当にこみ上げてきてしまって。雨が降っていたせいで、まるでブルノの空まで泣いているみたいでした。」
【第2ラップを走り終え、一番でマシン交換を行い、完璧な勝利だった…】
「本当に完璧なレースでした。ちょっとしたミスが1つあったことを除けばね。グリッドでレインのソフトタイヤを履くことにしたんです。路面は乾いていってたようだから、序盤ラップでプッシュして行こうと思って。
(走り出したら)すぐにミスったって分かりました。路面があまり濡れていないと、グリップが出てくれないんですよ。」
【でも、それが不幸中の幸いだった…】
「おかげで早々にマシン交換しようって思いました。うちのチーフメカニックのサンティが『交換マシンの用意はいつでも出来てるから』って言ってたんですが、本当にその通りでした。
スリックに替えてからも、まだ濡れてる箇所が残っていて…3〜4回は転びそうになってました。でも、今朝、目が覚めた時、リスクを犯して頑張ろうって思ってたもんですから。」
【しかし、あのマシン交換が100%偶然の産物だったとは思えないが…】
「いやいや、本当にひたすらリアタイヤに手こずってたんです(笑)!
とにかく、最後はすべて上手く行きました。18秒引き離してるって分かった時点で僕のレースは変わりましたね。僕がコントロールできるようになったんですから。シーズン後半戦は最高の出だしになりました。まぁ、重要なのは、どう締めくくるかなんですけどね。」
【総合順位では2位ヴィニャーレスと14ポイント差、3位ドヴィツィオーゾと21ポイント差、4位ロッシと22ポイント差…】
「ちょっとした差だけれど、楽観的に気持ちにさせてくれますよね。ここは常に苦戦してきたトラックなんで、ポイントをロスしてしまうんだろうなぁって思ってたんです。ところが、反対に稼いでしまってねぇ。7月中旬にやったテストが上手いこと効いてくれたんでしょう。あのテストでマシンを一歩前進させられたし、夏休みも中断させられたんですから。」
(2017年08月06日『Gpone』記事参照)
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フラッグ・トゥ・フラッグの帝王ですね。
[threecol_one]上手いいね!Prego[/threecol_one][threecol_two_last]
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ニエトへの涙雨が今回のGPを波乱に巻き込んでくれましたね。