『ペルナット:3つのDが勝利…ドヴィとダッリーニャとドゥカティ』
★10月29日(日)、セパン決勝戦でアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティファクトリー)が優勝し、総合首位マルク・マルケスとのギャップを21ポイント差に縮めた。
★伊モトGP業界ご意見番カルロ・ペルナット氏(カピロッシ、故シモンチェッリのマネージャーを経て、現在はイアンノーネ担当)のコメント。
「たとえどんな結果になろうとも、ドゥカティはチャンピオンシップに勝利しましたよ。数字の上の話ではなく、今年、ドゥカティが成し遂げたことを見れば、私にとってはそんな感じだね。3つの『D』が上手く機能したね…つまり、ドヴィツィオーゾ、ダッリーニャ、ドゥカティの『D』ですよ。
ドヴィが打ち明けてくれたんだが…1年以上前からメンタルコーチについていて、そのおかげで精神的に一つ山を乗り越えたんだとか。そのメンタルコーチに壁を打ち破ってもらったってわけだな。ドヴィがやったようにマルケスを倒すってことは、つまり、大きな大きな前進を果たしたってことでしょ。」
【ライダーとチーム、メーカーが違いを生み出した…】
「ダッリーニャは絶妙のタイミングでドゥカティに移籍して来たね。ヴィトフェーン(アプリリアでダッリーニャ前任のカリスマエンジニア)の教えを受け、そして(ドゥカティで)全面的に責任を負うこととなったわけだ。
そして、ドゥカティですよ。レース業界に粘り強く挑んできた。」
【ホンダは…】
「マルケスが最悪レースだったにもかかわらず、4位で喜んでいたようですね。私の考えは変わりませんよ。ここ何年か、マルケスがいなかったらホンダはタイトルをそれほど取ってはいなかったでしょ…まぁ、誰も取らなかったとは言いませんがね。」
【ヤマハは…】
「ヤマハはウェットに大きな問題を抱えているようで、コンストラクター部門でドゥカティに抜かれてしまったってのも、たまたまってわけではないね。思いもよらないことだがねぇ。つまり、今年はドゥカティが模範マシンだってことですよ。」
【ヴァレンシア最終戦の行方は?】
「ヴァレンシアは厳しいでしょう。ドヴィは厄介な状況のなか、何が何でも優勝しなければならず…ロレンソが手を貸す可能性もあるかもねぇ。難しいでしょう。
ただ、2006年にヴァレンティーノ(ロッシ)がまさに最終戦でタイトルを取り損なってるから…タイヤが上手く機能しなかったことが原因でね。そして、最終戦になってもまだロッシとマルケスの因縁は巡り巡ってこないものなのかねぇ…。」
(2017年10月30日『Gpone』記事参照)
ロッシ選手がミラー選手にお見舞いメッセージを送った話とか、アプリリアがお金に困ってる話しとかは、『note』無料閲覧!!
[amazonjs asin=”B0722TX8XV” locale=”JP” title=”DUCATI Magazine(ドゥカティーマガジン) Vol.85 2017年11月号[雑誌]”]
[threecol_one]あっ晴れ3つのDィィね![/threecol_one][threecol_two_last]
[/threecol_two_last]