『ペトルッチ:ドヴィのタイトルのためなら、レース初優勝も捨てられるか?死ぬ気で考えないと…』
★11月5日(日)、ミラノでドゥカティが『la Ducati World Première』イベントを行い、アンドレア・ドヴィツィオーゾやホルヘ・ロレンソ、ケーシー・ストーナー、ダニーロ・ペトルッチらが参加した。
★一番にステージに上ったペトルッチ選手(ドゥカティプラマック)のコメント。
「2輪レーサーのわりには、僕は一般道をオートバイで走るのはあまり好きじゃないんですよ。
でも、新V4は本当に凄いですね。今日、これから家まで乗って帰りたいぐらいですよ。ただ、『Scrambler』もスゴく良いし、『XDiavel 』も良いですねぇ(笑)。」
【ヴァレンシア最終戦については?】
「最終戦は自信があります。モトGPに参戦して以来、今年は僕にとって最高の年だし、成長したところを証明できました。日曜レースでは前に出て、トップ陣と競り合いたいですね。」
【ドヴィツィオーゾvsマルケス選手のタイトル争いが続いているが…】
「この時点でドヴィには、失うものは何もないし、一方、マルクの方は落ち着いたものでしょ。まぁ、10位以内でゴールできるよう心配しないといけないけど。とにかく、最有力候補なんだから。でも、2人ともタイトルを取って然るべきですよ。」
【これまでヴァレンシアでドゥカティ機は苦戦してきているが…】
「そうなんですよ。ただ今年は、タイヤとマシンをどう合わせて行けるかが一番重要になってますけどね。ドヴィが勝つと言える状態ではないけど、でも、ドヴィ自身は絶好調ですよ。」
【セパンでドヴィ選手はチームオーダーの力も借りて優勝していたが、もしペトルッチ選手に要請が出たら?】
「ドヴィは常に僕より速いんで、抜いて行くでしょう。ドヴィは常に全力投球タイプだし、僕の助けなんかいらないですよ。それに、ここまでだって常に自力で勝ってきてるんですから。」
【ドヴィ選手のタイトルのためなら、ペトルッチ選手はレース初優勝のチャンスも捨てられる?】
「それを考えるのは死ぬ覚悟ですね。本当に本当に難しい選択だから(笑)。常に優勝は追い続けるもので、タイトルもそうでしょ。タイトルはメーカーにとっての誇りでもありますからねぇ。」
【ドヴィ選手との関係は?】
「ドヴィはこの世界で手を貸してくれた数少ない人間の1人なんですよ。見返りも求めずにね。僕が後ろにいるのに気づくと、常に引っ張ってくれようとしてたんです。あと、アドバイスも惜しみなくしてくれたし。」
【プライベート勢では、今年、ヨハン・ザルコと言う強敵が登場していたが…】
「速くなるために、ヨハンは低排気量クラスでかなり長いこと頑張ってきたから。そして、モトGPに昇格した途端、アッと言うまにあんなになってねぇ。特殊なケースだと思いますよ。プライベート勢タイトルを逃してしまったのは残念です。でも、今年のザルコはタイヤを本当に上手く使いこなしていたから。」
【来年、ザルコ選手は2017年版ヤマハM1機に乗るかどうか未定だが…】
「乗って欲しいですよねぇ(冗)。良いオプションだと思うんだけど。ただ、ヤマハはザルコを前の方で走らせたいでしょう。今年、ザルコはマーヴェリックやヴァレにばつの悪い思いをさせてましたよね。」
【ザルコ選手のどの辺を羨ましく思う?】
「几帳面なところは高く評価しますね。でも、ドヴィの頭脳プレイとかマシンに対する明晰さも凄いんですよね。」
(2017年11月06日『Gpone』記事参照)
ザルコ選手は、来年、どのヤマハM1機に乗るのか?
ロッシ&ヴィニャーレス選手が色々と意見を出しております。
詳しくはこちらでどうぞ。
【2017 セパンGPまとめ ヤマハ&モルビデッリ】[2017年11月08日 発行 Vol. 164]
●ザルコ絶好調、でも、来年はどうなるのか!?
・ロッシ「ザルコが2017年版M1機に乗ったら、今みたいなレースはできない」
・ロッシ「ザルコは賢いから。モト2の時も…」
・ヴィニャーレス「来年はザルコにも最新ファクトリー機を」
・ザルコ「優勝できるかもって思った」
・ザルコ「ドゥカティのタイトル争いを助けた」
他
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[threecol_one]来年はペトルッチィィね![/threecol_one][threecol_two_last]
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むかーし究極の選択というのが流行りましたねえ・・・
ドヴィ・・やっぱりいい奴なんですね。 泣かせます。。。 チャンピオンになるのは奇跡だと思いますけど、これほど愛されるライダーはいないかもしれません。