え〜〜〜と、SBKフィリップアイランド開幕戦のこぼれ話的なものを集めてみました…
ちょっとレース内容に抵触してるとこもあるんで、未見の方は飛ばしておいて、レース観戦後に戻って来てくださいね♡
イタリアTV放送ではレース後に、ちょっとした座談会が行なわれるんですが…
そこで司会者さんが一大ニュースって感じで、
「今回はHRCのナカモトサンが来てますねぇ〜〜〜!!」って言ったんですよ。
そんなにビックリするようなことなんかいって思ったら…
業界では本当にビックリするようなことだったんですねぇ…
『Gpone』サイトが記事にしてましたんで、サラッと抜き出してみました。
《2002年よりMSMA(メーカー協会)はSBKに関与してこなかったが、この度、フィリップアイランドでドルナにより久し振りに招集された。
2002年、ホンダを筆頭とする日本メーカー陣は、見解の相違により前プロモーターのフランミーニと袂を分けていた。当時、MSMAではタイヤのワンメイク化に反対、各メーカーが市場に投じれるようなレーシング・キットを商品化したがっていたのだ。
2003〜2004年、SBKは唯一ワークス体制を取っていたドゥカティのみと歩を進めていたが、その後、ほぼ前メーカーが戻ってきている。HRCはモトGPにしか参戦していないが、2005年より欧州支社(テン・ケイトがチーム運営)が参戦している。
今回、中本修平副社長を始めHRC幹部がSBKパドックに姿を現し反響を呼んでいる。漏れ聞こえてきたところによれば、HRCでは世界耐久選手権の現行法を取り入れて、スーパーバイクがまた市販車寄りになるよう希望しているのだ。
なお、世界耐久は2013年には4ラウンドしか開催されないような斜陽の選手権であり、ル・マン24時間耐久レースによりフランスで人気があるのみ。
(2013年02月24日Gpone記事より抜粋)》
さてさて、今回のSBK開幕戦ではカルロス・チェカが事前のテストを腸閉塞で欠席したりと大変だったんですが…
決勝戦でもハラハラどきどきの大転倒をしましてね…
SBK『メランドリがチェカ救護、30年前はウンチーニ救護のルッキネッリ』
★SBKフィリップアイランド開幕戦レース1で、カルロス・チェカ(ドゥカティ)がハードブレーキング地点で膨らみ、マルコ・メランドリ(BMW)に追突してしまった。チェカ選手は激しく地面に打ちつけられ気を失っている様子で、メランドリ選手はすぐに立ち上がって救護に駆け寄った。
★幸いメランドリ選手は背中を打ち、チェカ選手も軽い外傷性脳損傷で済んだが、後者はレース2棄権となった。
★チェカ選手に駆け寄るメランドリ選手の姿が、30年前のフランコ・ウンチーニ、マルコ・ルッキネッリを彷彿させる。
★1984年、まだアメリカ人ライダー全盛時代のフランス戦(ポール・リカール・サーキット)で、ウンチーニ選手(スズキ)がマシンから振り落とされた際に、当時の宿敵ルッキネッリ選手(カジバ)が停車し救護に駆けつけたのだ。
(日本語翻訳:La Chirico / 伊語記事:2013年02月24日 Motoblog.it記事より抜粋)
そのチェカ選手の転倒シーンがこちらです。
すぐに駆け寄るメランドリ選手が、本当に健気でして…
解説によれば仲良いそうなんですよ、この2人。
そう言えば、以前、メランドリ選手がチェカ選手のスポンサーになってたこともありましたねぇ…
そうそう、マルコ・ルッキネッリと言えば…
知ってます?
レコード出してたんですよ、昔々に…
これって…小林繁元投手がレコード出してたみたいなノリなんでしょうかねぇ…
(あら?年がばれる!?)
さて、2013年SBK開幕戦と言えば…
マックス・ビアッジ解説者の初仕事でもありました!!
管理人も観とりましたが、なかなかきっちり働いとりましたぞ。
「次のコーナーでは90%の確率で○○選手がオーバーテイクをかけますよ…」なんて言うと、本当にそうなったくらいにしてネ!
ご本人も大満足の仕事振りだったようでして、早速、こんなツイートを出しとります。
《これが初TV解説の思い出写真。ビッグ・デビューだったし、グイド・メイダ氏やジュリオ・ランゲーリ氏と一緒に楽しみさえしたよ□□□□》
Qui un ricordo della mia 1 telecronaca. Gran debutto e mi sono pure divertito con @giuliogasss e @guidomeda twitter.com/maxbiaggi/stat…
— Max Biaggiさん (@maxbiaggi) 2013年2月24日
そ、そう言えば…
ビアッジ解説者、キャリア20年の思い出ビデオを作ったようなんですが…
ロッシ選手とロレンソ選手に観るよう勧めとります………
さすが、ローマ皇帝と呼ばれた男…
《20年だよ!これがスーパーモトのコースでMotogeoにモトGPについて語ってる映像だ。@lorenzo99に@valeyellow46のお2人さん、これを見てみてくれよ》
20 Anni!Ecco il video with @motogeo at the #supermoto track talking #motogp #wsbk,@lorenzo99,@valeyellow46 goo.gl/aLfkdGuardatelo
— Max Biaggiさん (@maxbiaggi) 2013年2月22日
皇帝クリックPrego
SBKからの日本メーカーワークス活動一斉撤退は大事件でしたから、SBK関係者からすればHRCの副社長が来たというのは興奮する出来事だったんでしょうね。
ただ、日本メーカーと確執のある前運営陣から運営の主導がドルナに移ったんだから当然と言えば当然の事で驚くには当たらないですよね。去年テンケイトで青山選手が走った事からも、HRCが間接的にSBKに関与していたのは明らかですし。
でも、ドルナに寄る運営改革が始まったという事ですから、SBKの歴史が変わる第一歩の象徴的な出来事と言えるでしょうし、SBK関係者の期待が大きい事の現れと言えるでしょうね。
ヤマハとスズキは間接的支援からも手を引いていますから、ヤマハとスズキが戻って来たらもっと大きなニュースという事になると思いますが・・