『ロッシ:ミザノのペドロサは史上最高』
★9月22日(木)、アラゴンGP会見でヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハファクトリー)が次のように話した。
「今シーズン後半戦ここまでは、なかなかポジティブでしたね。ただ、まだ優勝はしてないけど。アッセンとザクセンリンクでのミスの後、いくらかポイントは挽回したが、マルケスとの差は相変わらず大きいし。このまま続けていって、常に表彰台に上がるよう頑張らなければ。ただ、今回はちょっと難しいんですけどね。僕にとってベストのコースではないんで。でも、ここ2年は強い走りをしてきてるんで。スペイン陣と良い対決になるでしょう。ここはマルケスもロレンソもペドロサも本当に強いから。」
【残り5戦…どこのサーキットなら強い走りができそう?】
「今年はどこで勝てそうだとか、どこで苦戦しそうだとか予想できないんですよね。ここまでの8戦で、それぞれ8選手が優勝しているわけでしょ…ここ何年も優勝と言えば同じ顔ぶれだったのに。今シーズンは難しいですよね。マシンにもライダーにも大きな差がなくて。それもあって、常に表彰台に上がることが重要なんですが。今も言った通り、ここは得意なコースじゃないし、いつもホンダ機の方がヤマハ機よりも戦闘力が高いんですよ。ただ、ここ2年間、優勝はロレンソなんですけどね。とにかく、予想するのは本当に難しいです。」
【タイトル争いはいつまで続きそう?】
「当然、計算上はっきり決まるまでです。今年の展開を見ている限り、マルケスがあと1ポイントでタイトルを決めるって時でも、まだ(チャンスを)信じ続けるべきでしょう。ポジティブ面は、ここ4戦で常に速い走りができてたこと。ただ、あいにく、優勝できるほどではなかったけど。ミザノ決勝戦の映像を見たが、ペドロサは彼のモトGPキャリアでも一、二を争うような良いレースをしてましたね。もしかしたら、本当に一番良いレースだったのかもしれない。一人ずつ、皆を抜いて行き…本当に優秀でしたよ。」
【マルケス選手はタイトル争いを重視し、レースで無理に優勝は狙わないと言っているが…】
「実際、そうすると思いますよ。今年はそう言う走りをしているから。」
【今まで、こんなに強いのにポイントを稼げないシーズンがあった?】
「多分、500cc時代の最初の年かなぁ…でも、ここまで速くはなかったけど。250ccクラスのデビュー年(1998年)なんかは匹敵するかもしれませんねぇ。強い走りはしてたが、ミスも続いてね。まるでモトGPデビューみたいと言ってもいいかも。前にも言ったが、去年の終盤の一件が大きかったんですよ。立ち直るのが大変でね。ムジェッロでのエンジン故障も大きかったしねぇ。」
(2016年09月22日『Moto.it』記事参照)
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