MotoGP

ロレンソ、ロッシに回答『今回、ぼくに優勝の義務はない』2017オーストリアGP

『ロレンソ:オーストリアで優勝の義務はない』

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★8月11日(金)、オーストリア戦FP2でホルヘ・ロレンソ(ドゥカティファクトリー)が5位を獲得した。なお、チームメイトで首位のドヴィツィオーゾ選手とは0.570秒差。

★昨年の同GPでドゥカティ機は優勝しているため(※アンドレア・イアンノーネ)、今回も期待が高まっている。

★ロレンソ選手のコメント。

「見どころ満載の一日ってわけじゃなかったが、悪くもなかったですよ。5位で、ドヴィとは約0.6秒差でしょ。
今回は速いライダーが多いしね。例えば、マルケスなんか物凄いリズムだし、ヴィニャーレスも重要な前進を遂げてますよ。
それにプッシュできるようなコンディションでもなかったし。コーナーでしっかり信頼感を掴まなければならない時とかね。」

【昨日、理論と実践は一致しないと言っていたが…】
「去年のFPと比較するにしても、なにかとすっかり変わってしまっているから。見間違いじゃないとしたら、確か、マルケスは新タイヤさえ使っていなかったでしょ。あと、ザルコが速いってことも判明したし。あいにく、僕はまだ100%って感じがしないんで。」

【今回、マルケス選手が優勝したら、タイトル獲得に大きく近づくと思う?】
「現在のモトGPと言うのは、ここ何年間かですっかり変わってしまったから。大勢でタイトル争いをしてるしね。確かにマルケスがポイントをたっぷり稼げば、タイトル獲得の可能性が大きくなるだろうけど、このスポーツは何が起こるか分かりませんからね。」

【ロレンソ選手はどの辺りで苦戦しているの?】
「あいにく、ブレーキングでの信頼感と安定性がイマイチなんですよ。実は、思うような深いハードブレーキングができなくって。アグレッシブすぎるんじゃないのかなぁって思う時とかもあるんですよね。」

★10日(木)、元チームメイトのヴァレンティーノ・ロッシがロレンソ選手について次のように話した。
「昨日、ブルノテストのタイムを見ていて気づいたんだけど、ロレンソがかなり速いし安定してるんですよね。(オーストリア戦では)優勝争いができるんじゃないんですか。ロレンソは偉大なチャンピオンライダーだし、今シーズンを救おうと思ったら、今回は絶好のチャンスだってことは分かってるでしょ。ちょっと恐い気もしますね。」

同コメントに対し、ロレンソ選手が次のように反論した。
「救わなければならないシーズンなんて僕にはありませんから。唯一、僕がするべきことは改善し、成長していくことだけです。それ以外のことは後から付いてくるでしょ。もちろん、今回、なにがなんでも優勝しなければならないわけじゃないし。」

【では、今シーズン序盤と比べ、どの辺りが改善したの?】
「リアブレーキの使い方が改善されたと思います。あと、カウルも改善されましたね。セッティング関係で新しくなった所もあります。」

(2017年08月11日『Gpone』記事参照)


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