ドゥカティ、ホンダ、アプリリア新マシンの真相:2018セパンテスト

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『タイテストに向けて:新マシンの真相』

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★2月16日から3日間の日程で、モトGP公式ブリーラムテストが始まる。

★ブリーラムのサーキットは今年からレースが開催されることとなり、各選手、各チームにとっては初のトラックである。

★テストと言うのはポーカーと同じで、皆が皆、手札の全てを見せくるわけではない。
そのため、真のパフォーマンスを探るには、タイムを読み込み、チームやライダーの作業を把握し、ライダーらのコメントから本音を読み取っていかなければならない。

★先のセパンテストは第一印象を掴むのに有効であったし、次のブリーラムテストはそれを確認することとなり、3月初旬のカタールテンストでは最後の仕上げをすることとなるだろう。

★セパンテストを終えた現在、各メーカーの印象を顔文字を使いつつ、まとめてみた。

・ドゥカティ[😁]
ホルヘ・ロレンソは新ドゥカティ機(GP18)について、少々大げさながら『傑作』と讃えていた。ただ、この言葉には結果も伴っており、実際、セパンテストでは総合首位を獲得している。
昨年、ドゥカティ機の謎を解きほぐそうと四苦八苦していたことを思えば、悪くはない。

アンドレア・ドヴィツィオーゾは以前から慎重なコメントをする方なのだが、それでも、「ここまで改善されるとは思っていなかった」と発言している。
また、ダニーロ・ペトルッチはGP18機では僅かしか走行していないが、指標タイムである1分59秒台を出していた。

冬期間中、ドゥカティのエンジニア陣はエンジンのパワーを上げつつ、更にソフトな特性になるよう尽力していた。
ただし、最も大きく前進したのはフレームの方である。アンダーステアリングこそ解消されてはいないが、現在はコーナー進入が改善されたと皆が口を揃えて言っている。

また、次のブリーラムテストでは更に車台関係で何か新たなものが用意されているらしく、当然のことながら、新カウルであろう。
ジジ・ダッリーニャエンジニア(ドゥカティ・ゼネラルディレクター)と、その空力分野におけるスキルを思えば、何かしらのサプライズは期待できそうである。

・ホンダ[😎]
最新のホンダRC213V機の出来を判断する前に、セパンテストでのマルケス選手のレース・シミュレーションを思い出して欲しい。とにかく、ペースはトップだったのだ。
ホンダ機と言うのは単純なマシンではない。暴れ馬ながら、然るべき乗り手によっては無敵マシンとなる。

今回、ホンダのエンジニア陣は特にエンジンに手を入れてきており、セパンテストには2種類のエンジンを用意してきていた。
3名の選手(マルケス、ペドロサ、クラッチロー)がそれぞれ好みのエンジンを選んでいたが、各選手の懸念を拭い去るには至らなかった。

新エンジンは強力ではあるものの、出力がアグレッシブなのだ。セパンは気温が高く、通常、そう言った特性ははっきりと表に出てこない。
つまり、そのままヨーロッパ戦に突入すれば、気難しいエンジンに苦労することにもなりかねないわけだ。

あいにく、次のブリーラムテストも気温は高く、選手らは自身の手応えを上手く読み解き、電制システム関係の作業を極めていかなければならないだろう。
ブリーラムテストでは新カウルも…いわゆる、今流行りのドゥカティ風カウルも再度試されることとなる。
 
・アプリリア[😯]
アプリリアは素人の目にも明らかな改革をマシンに加えてきた。

現在のマシンは、燃料タンクのキャップがシート内にあり(つまり、エンジン位置が変わったと言うことである)、フレームは再設計が行われ、特に、マシン自体が重量制限ぎりぎりまで軽くなっている。
ブリーラムテストには新エンジンが用意される予定で(※セパンテストではエスパルガロ&レディング選手は旧エンジンを使用していた)、もしかしたら新カウルも出来上がってくるかもしれない。

それだけではない。アプリリアでは現在、カーボン製スイングアームについても作業を進めているのだ。これに関しては、ブリーラムかカタールテストで披露されるだろう。

後編に続く

(2018年02月13日『Gpone』記事参照)


セパンテストの順位を鵜呑みにしてはいけないのは、なぜか?
もしテスト翌日にレースがあったなら、優勝は誰?
詳しくは、こちらでどうぞ。

【2018セパンテストまとめ1 ドゥカティ、ホンダ、スズキ、アプリリア、KTM】[2018年02月11日 発行 Vol. 174

●2018年セパンテストを読み解く
・ザマーニ記者ざっくりまとめ
・ベルナルデッレエンジニアまとめ
・セパン順位を鵜呑みにしてはいけない

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