クアルタラロー談その1『僕が悪魔でロッシは神、マルケスは…』

『クアルタラロー、ロングインタビュー』

★2019年はルーキーのファビオ・クアルタラロー（ヤマハ・ペトロナスSRT）が大躍進を見せ、あのマルク・マルケス（ホンダファクトリー）をして、
「2020年のタイトル争いでは強力なライバルになるだろう」と言わしめた。

★また、2021年に向けては、クアルタラロー選手がヤマハファクトリーに昇格してヴァレンティーノ・ロッシと組むか、それともドゥカティへ移籍するかが取り沙汰されている。

★クアルタラロー選手が12月中旬、スペインサイト『Marca』のインタビューで次のように答えた。

【幼少時、スペインでヘルメットを購入した時から、ずっと『El Diablo（悪魔）』と書き込んでいるが…クアルタラロー選手のどの辺が悪魔なの？】
「いやぁ〜僕にとっての『悪魔』って言うのは、常に先頭を走りたいって言う気持ちのことなんですよ。下位を走るのは嫌だってことは、僕としては絶対なんです。
懸命に努力するとか…そう言った意味でも『悪魔』っぽくなりたいんですけど…でも、まぁ、心底悪魔っぽくって言うのは…どんなもんなんですかねぇ。」

【モトGPクラスでは、誰が真の悪魔だと思う？】
「僕ってところですかねぇ…だって、『El Diablo（悪魔）』なんだし。まぁ、そう言うニックネームが付いているのは僕だけだけど…（悪魔は）たくさいるんじゃないんですか。」

【では、天使は誰だと思う？】
「ハフィス・シャーリンですかねぇ（笑）。まぁ、あまりそう言う感じもしないけど。」

【ちなみに、『神』はずっとヴァレンティーノ・ロッシだそうで…】
「そうです。憧れのヒーローなんです。僕が6才ぐらいの時…マルク（マルケス）はまだ居なかったし、ロレンソのことは良く覚えていないし…とにかく、14年も前のことだから。その頃のモトGPはロッシが勝ちまくっていて、そう言うのが強く残ってるんですよねぇ。
だから、このスポーツを始めようと思ったわけではないんですが、でも、ロッシを見たくてTVで2輪レースを観てたんですよ。
だから、僕の憧れのヒーローなんです。」

【今や、その『神』と『悪魔』が同じクラスで戦い…2021年にはヤマハファクトリーで組むかもなんて言われているが…】
「モトGPでもモトクロスでも、とにかくロッシと一緒だってことが…ロッシと同じメーカーのマシンに乗って、データを比較できるってことが物凄いですよね。そうなりたいって何年も前から目標に掲げ、今やそれを果たせてるんですから。
先のことはまだ分からないけど、とにかく、憧れのヒーローとずっと一緒に走れるなんて物凄いですよ。」

【ちなみにマルク・マルケスについては？『神』でも『悪魔』でも『天使』でもないとしたら…】
「その3つを全部合わせた感じですね。この業界に入ってきた時からベストライダーで、今なお、伸び続けているでしょ。入ったら、もう終わりって言うんじゃないんですから。
2019年なんて物凄く中身の濃い走りをしていて、本当に凄かったですよ。
何年か前はレース中の転倒がちょこちょこあったのに、2019年はオースティンだけで…しかもそれだって、本人と言うよりは技術的なトラブルだったって聞きました。とにかく、あの転倒以外は常に1位か2位なんですからねぇ。
今シーズン、どんな愛称がぴったりなのか…ちょっと分からないですね。」

【とにかく、超常的だったわけで…】
「そうですね。普通じゃないですよね。」

【そんな相手にどうしたら勝てるの？】
「分かりません…まだ勝ったことがないんで。とにかく懸命に努力しなければならないってことは絶対で…今の姿勢のまま努力していかなければならないのは確かなんです。
今年は自分のスポーツキャリアに集中しようと、世間が思っている以上に時間を使ってたんですよ。家に居る時もそんな感じでした。とにかく、今年はそのことしか考えてなかったって感じで…プライベートや娯楽よりも優先させてました。」

［　中編に続く　］

Quartararo: "Marc Márquez es Dios, ángel y diablo, todo junto"
La entrevista de @jaime__martin al rookie del añohttps://t.co/CLNJmclJue

— Marca Motor (@marcamotor) December 16, 2019

（参照サイト google 翻訳：『MARCA』）

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