ライダー管理『ドゥカティ合格、ホンダ不合格』リヴィオ・スッポ

『スッポ：ライダー管理はドゥカティ合格、ホンダ不合格』

★リヴィオ・スッポ氏（元ドゥカティ・マーケティング・ディレクター、元ホンダ・チームマネージャー）が、最近、次のように語った。

【ドゥカティはジジ・ダッリーニャが奮闘しているわりには、なかなかタイトルを獲得できないが…】
「はたからは、何とも言えませんね。様々な点に左右され、最終決定を下しているわけだから。内部の人間でない限り、なかなか分からないものでしょう。
とにかく、ドゥカティはダッリーニャの努力に敬意を払うべきだと思いますよ。2009年に私があそこを辞めて以来、ドゥカティはかなり苦戦してましたから。ヴァレンティーノ・ロッシが居た2年間は特にね。
おそらく、ドゥカティ自体が少し道に迷ってしまったと言うことなのでしょう。
しかし、ダッリーニャを引き入れた際は再スタートが切れる状態となっていたわけだし、各人員も然るべきポストに配置されているようでしたよ。
マシンは重要な前進を遂げてましたしね。」

【しかし、ドゥカティはホルヘ・ロレンソ放出でかなり批判されたが…】
「運には恵まれませんでしたね。放出を決めた際は、リザルトからすれば仕方がなかったでしょう。
ただ、そう決めた途端に、（ロレンソが）勝ち始めてしまったわけで。」

【ホンダHRCのライダー管理については？】
「私とナカモト（シュウヘイ、ホンダHRCの元副社長）が辞めて以来、極めて上手くいっていたと言うことはないですね。まぁ、マルク・マルケスについては別ですが…私達が居た頃から続けてますしね。
ホルヘ・ロレンソの件などは悲惨だったでしょ。それから、ダニ・ペドロサをKTMのテストライダーに持っていかれてしまったことも、酷かったですね。
そして、今度はポル・エスパルガロを引き入れると言っているのでしょ。
マルケスの弟であれ、そうでないであれ、ルーキー選手を入れておいて、実力を確かめもせずにたった1年で交代させてしまうなんて、少し奇妙な話ですよ。
私はドゥカティがやって来たことに関しては評価できるが、ホンダの方は無理ですね。」

【ホンダでは以前から、1年で選手を放出するようなことはあったの？】
「1990年代に私がこの業界で働き始めた際、ホンダHRCと言うのは、ルーキーとは3年契約をすると言う姿勢でした。
まず、1年目は何も言わずに自由にやらせ、2年目からそれなりのリザルトを求め始めるんですよ。そして3年目に、もうこれ以上は無理だろうと判断したら放出するんです。
ルーキー選手を引き入れる場合の、まっとうなやり方でしたね。皆が皆、マルク・マルケスのようにはいかないのだから。」

#MOTOGP – #LivioSuppo esalta il lavoro di Gigi Dall'Igna in #Ducati, soprattutto dopo il difficile biennio con #ValentinoRossi. E boccia l'operato di Alberto Puig in #Honda. @MotoGP @ducaticorse #Corsedimoto https://t.co/ZMSpsEsPKq

— corsedimoto (@corsedimoto) June 16, 2020

（参照サイト google 翻訳：『Corse di moto』）

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