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ミラー『なぜ自分はバニャイアより遅かったのか?』

『ミラー:なぜ自分はバニャイアより遅かったのか?』

★ジャック・ミラーはドゥカティで、フランチェスコ・バニャイアと4年間チームを組んできた(2019〜2022年)。最初の2年はプラマックで、もう2年はファクトリーでだ。

★プラマック時代の表彰台獲得数はミラー選手が9回(2位6回、3位3回)、バニャイア選手が1回(2位)だった。
しかし、ファクトリー時代はミラー選手が12回(優勝3回、2位2回、3位7回)で、バニャイア選手は19回(優勝11回、2位4回、3位4回)である。そして、総合順位はミラー選手が4位&5位だったのに対し、バニャイア選手は2位&1位である。

★なお、両選手は良好関係で、バニャイア選手は何度も『このままジャックと組んでいきたい』と公言していた。
また、あるレースで優勝し、ドゥカティのピットボックス内が祝勝会で盛り上がっていた際、バニャイア選手がタルドッツィチームマネージャーに向かって、「あの『お祭り野郎』がいなくなったら、寂しくなってしまうね」と言っていた映像も残っている。

★ミラー選手が『Motorsport-Total.com』のインタビューで、次のように話した。

【なぜバニャイア選手は貴方よりも勝ち星が多いの?】
「それが分かってたら、こっちも同じことをしてますよ。レースに向け、常に心身ともに鍛えてるんだから。
まぁ、ペッコの方が操縦が断然上手いんでね。簡単な話でしょ。
こっちはこっちで全力で頑張ってはいるものの、今年はあっちの方が上手かったから…まぁ、去年もそうだったけど。」

【バニャイア選手の上達ぶりには驚いた?】
「そりゃあ、そうでしょ。プラマック時代から、時々、そう言う兆候は見えてたけど、この2年間で凄まじい進化を遂げたんだから…勝ち星をいくつもあげてね。」

【貴方とドゥカティの関係については?】
「良い時期を過ごさせてもらいましたよ…僕にとっては、キャリアの転換期になったわけでね。
ドゥカティ移籍前、表彰台は1回でウェットレースだったし(※2016年アッセン戦、ホンダ機で)。
こっちに着てからは20回以上なんだから。」

【ホンダ機で3年参戦し、2017年にドゥカティに移籍し…】
「信じられないような道程でね。色々と学ばせてもらいましたよ…各種コンフィグレーションのマシンに乗ってきたわけだから。
そう言う点に関して、けっこう詳しくなりましたね。」

【なぜドゥカティ離脱を決めたの?】
「ちょっと新しいことにチャレンジしてみたくなって。最終的に、自分で決めたんですよ。
今シーズンは後半の出来が大満足でしたね。この勢いのまま、次のマシンに乗り換えられると良いんだけど。」

【新旧のチームメイトについては?】
「ペッコとは友人関係だけど、とにかく、チームメイトがヨーロッパ出身だとけっこう変な感じなんですよ…文化がぜんぜん違うから。
南アフリカ出身の方が似てるんですよね(※ブラッド・ビンダーを指す)…ユーモアのセンスが、オーストラリア人と似てるんで。
ある意味、ブラッドと自分は正反対のタイプだけど、深く知り合ってみると、思いのほか、自分に近い感じなんですよ。
けっこう良いコラボ関係になると思いますよ。」

【ビンダー選手は自宅も近所だそうで…】
「アンドーラで、うちから600mぐらいの所に住んでるんで、けっこう一緒に過ごすことが多いんですよ。ビール飲みながら、だべったりしたこともあります。
良い友達って感じでね。仕事でも良好関係でいけると思いますよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram

バニャイアが「2006年ロッシ転倒の時、TVの前で泣いた…」って話は、note『2022 ヴァレンシアGPまとめ』でどうぞ!

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