『クアルタラローはKTM機の夢を見る…』
★5月1日、ヘレスサーキットでモトGP公式テストが行われ、ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)は3位だった。
★ただし、速いのは単独走行のみである。
★クアルタラロー選手のコメント。
「昨日よりは、ちょっと嬉しいです。特に新タイヤでの作業をしてました…気温の高い時に少量の燃料で。好タイムは出せたけど、ただ、レースウィークエンド中も一人で走っていた時は良かったんですよ。
ペースは良いけど、1周タイムがイマイチで…そこが、うちの問題なんですよね。新タイヤでもユーズドでも、いつも限界ギリギリで走っていて…タイムを上げることができないんです。
打開策を見つけられると良いんですが。」
【モチベーションの方は大丈夫?】
「僕は勝ちたいと思ってます…でも、現時点では無理なんですよ。解決しなければならない問題がいくつかあって…一番は1周タイムのパフォーマンスですね。それと、他のマシンのスリップストリームに入った時もです。」
【つまり、KTM機とは正反対で…】
「スプリント(短縮レース)でのビンダーは物凄かったですよね。あんな風にモトGP機を操縦するライダー…なんて見たことないですよ。しかも、あれで転倒しないんだから。
以前から、ああ言う操縦スタイルではあったけど、でも、誰かのスリップストリームに入った時にああ言う操縦ができるマシンなんて…僕は、ああ言うマシンに乗るのが夢なんです。上位争いをしようと思ったら、ああ言うのが必要なんですよ。
今シーズン、馬力は上がったし。あと、うちはエアロダイナミクスがKTMよりも小さいから…でなかったら、速度が大幅に低下してしまうでしょ。ダウンフォースをもっと上げるには、馬力がもっと必要なんですよ。」
【あと、スタートダッシュも…】
「その辺に関しては、もう限界まで来てるんです。改善するには、なにか違うことを試してみないと…でも、僕はエンジニアじゃないんで…。」
【新しいダブルマフラーを試していたようで…】
「音が全然違うんですよね…マシンを走らせてる時も右折コーナーでは、エンジン音がけっこう聞こえるんですよ。
とにかく、トップスピードを改善しなければ。ただ、ここのトラックだと第5コーナーからの立ち上がり具合にかかってるんで、けっこう分かりづらいんです。
別のエアロダイナミクスも試してみたけど、今のよりも悪くなってしまって。あと、新フレームを試したら、いまのより悪くはないんで、ル・マンでも試してみたいです。」
【レースディレクションとの最新無線システムを試していたようだが、どうだった?】
「レッドフラッグに関するメッセージが、3周間ずっと続いてました(笑)。
まぁ、上手くは行きましたよ。きちんと使いこなせれば、安全面では役に立つでしょうね。頻繁に使う必要はないと思います…緊急の時だけで良いですよ。操縦中にヘルメットの中で、誰かの声が響いてるなんて大変だから。最初は変な感じだったけど、レッドフラッグ提示の通達とか、コース上にマシンが取り残されてしまった時やオイル漏れ等、危険発生の際は使えるんじゃないんですか。」
【今までのように、単純にダッシュボードに警告が出る方が良いと思う?】
「僕は見ないんですよねぇ…ギアチェンジのランプさえ見ないんで。ヘレスのような狭いトラックでは、文字が読みにくいんですよ。
無線システムは小型で超軽量だけど、スピーカーは改善した方が良いですね。まだ試作モデルだから、イマイチなんですよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
実は今年の5メーカー機に大きな差はない!?って話は、note『2023 アメリカズGPまとめ』でどうぞ!
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ビンダーのオンボード見てると旋回中なんどもカクカクってインにマシンが向いてリアで曲がってる感じでしたね。あれで速いんだからなんかすごいなと思いました。
マルク氏がKTM機は同じコーナーでも周回ごとに動きが違うと言ってましたね。
ブラッド氏の乗り方が特殊なんだと思いますが、バンバンオーバーテイクしている様は、レース好きにはシビれますよね!!
レース本番の男と言う感じですかね!笑
ファビオの移籍アナウンスするには些かはやい気も
するが、パドック裏では既にマネージャーも動いてるだろうから
自身の考えをアピールしとく必要はあるし、やんわりKTMアゲしたのかな。
資金的にはレッドブルKTMは妥当化だろうし。アプリリアの可能性も
なくはないが、マシン開発重視で、ファビオを抱えるだけの予算を
回せそうな気がしない。まあ移籍しますとは何処にもないけども
何れにせよヤマハを出て行く事はそこはかとなく、視野には入れて
いるぞって気がする。
ファビオが仮に移籍になったとしたら、KTMよりもアプリリア機(勿論不具合とかを解消した上で)に乗ってみてほしさがある。