『2023 ヘレステスト モトGP 初日』
★5月1日、ヘレスサーキットでモトGP公式テストが行われた。
★ちなみに、ザザ医師(※モバイルクリニック代表)によれば、今年は腕上がりを発症する選手が増えそうだと。
★ドゥカティ
首位マルコ・ベッツェッキ(ドゥカティVR46、VR46ライダーズアカデミー)。
チームメイトのルーカ・マリーニは2位(VR46ライダーズアカデミー、ロッシ異父弟)。試用すべき新マテリアルはなし。オーリンズ製スイングアームの新パーツやショックアブソーバーの作業に集中。「グリップが高いから正確なデータ収集が難しい。レースウィークエンド中に発生した問題を解決しようと試みたが、無理だった」と。
4位ファビオ・ディ・ジャンナントニオ(ドゥカティグレジーニ)。
チームメイトのアレックス・マルケスは10位(2022年はホンダLCR所属)。
6位フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー、2022年チャンピオン)。
チームメイトのエネア・バスティアニーニは参加せず。
9位ホルヘ・マルティン(ドゥカティプラマック)。
チームメイトのヨハン・ザルコは13位。
★ヤマハ
3位ファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー、2022年総合2位)。日曜レースよりは良好。従来のウィングと酷似したものを試用したが、上手く機能しなかったとのこと。新フレームは良かったが、他のトラックでもためす必要あり。気温の高い中、燃料を少量にし、新タイヤでのタイムを今週末のものと比較したところ、1周タイムもペースも上がった。無線も試していた。
チームメイトのフランコ・モルビデッリは16位(VR46ライダーズアカデミー)。
※ダブルマフラーを試用(※以前も試していたことがある)。
※ウィング付きテールカウルを試用。
★アプリリア
5位マーヴェリック・ヴィニャーレス(アプリリアファクトリー)。
チームメイトのアレイシ・エスパルガロは7位。
11位ラウル・フェルナンデス(アプリリアRNF、2022年はKTMテック3所属)。腕上がりの問題が出ているが、結局、出走することにした。
チームメイトのロレンツォ・サヴァドーリは22位(テストライダー、最下位)。ミゲル・オリヴェイラ代役。
※新スイングアームを試用。フロントフォーク用ウィングを試用。
※スタート関連の作業をしていた。
※選手がピットボックスに戻る度に、マフラー上部を冷やしていた。
★KTM
8位ブラッド・ビンダー(KTMファクトリー)。
チームメイトのジャック・ミラーは14位(2022年はドゥカティファクトリー所属)。
テストライダーのダニ・ペドロサは20位。
テストライダーのジョナス・フォルガーは21位。
18位アウグスト・フェルナンデス(GASGASテック3、2022年モト2チャンピオン)。
チームメイトのポル・エスパルガロは参加せず。
※改良エアロダイナミクスはビンダーのみで、ミラーは試さず。
★ホンダ
12位タカアキ・ナカガミ(ホンダLCR)。
チームメイトのアレックス・リンスは17位(2022年はスズキファクトリー所属)。エアロダイナミクス5種類、ブラドルのフレーム(※カレックス製)を試用したが、「現在使っている物の方が良い」とのこと。
15位ジョアン・ミール(ホンダファクトリー、2022年はスズキファクトリー所属)。転倒、ケガなし(※しかし、メンタルの方は大丈夫か?)。
チームメイトのマルク・マルケスは参加せず。
テストライダーのステファン・ブラドルは19位。
『2023 ヘレステスト モトGP』
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GPライダーの身体能力をマシンが超えた状態なのですね。