MotoGP

アレックス・マルケス『兄が転倒した瞬間、今日はボクが主役だって思った』

『マルケス:兄が転倒した瞬間、今日はボクが主役だって思った』

★4月27日(日)、カタールGPのモトGPクラスでアレックス・マルケス(ドゥカティグレジーニ)が、決勝優勝だった。現在、総合首位(140ポイント)。

★2020年にモトGPに昇格し、ついに初勝利を獲得。なお、今シーズンここまでの5GPで2位を8回獲得している(決勝3回、スプリント5回)。ちなみに最後のレース優勝は、2019年8月のチェコGPモト2決勝戦である。

★決勝後、アレックス選手がイタリア『SKY』で次のように話した。

【遂にモトGP初優勝を獲得し…】
「素晴らしい気分ですね…スペインのヘレスで、地元ファンの目の前で初優勝できるなんて夢にも思ってませんでした。
第9〜10コーナーにいた皆さんなんか、もう人類の遺産って感じで…通り過ぎる度に、グッと込み上げてきてしまって。ゴールする前に手を振って、挨拶すべきだって思ったんです。」

【金曜セッションは午前午後ともに転倒し、作業が遅れてしまったそうで…】
「この3日間、皆で傑作を仕上げました。金曜の午後はすっかり無駄にしてしまい、昨日、言ってたように最後のステップアップが必要だったんですが…今日、仕上げることができました。」

【第3ラップで兄マルク選手が転倒し…】
「午前ウォームアップの時、マシンに少し手を加えておいたんですが…兄が転倒せずに走り続けてたとしても、ミディアムでもって勝負できると思ってました。
まぁ、優勝はできなかったかもしれないけど、勝負には出られたと思います。レース中、兄が転倒したのが目に入り…『今日は僕が主役だ!』って思いました。
オースティンではチャンスを逃してしまったんで、今日の優勝はチャンピオンシップに向けても貴重なものとなりました。」

【グレジーニチームとの息もピッタリで…】
「チームのことは本当に信頼してます。去年は2023年機で色々と苦戦し、思うような走りができなかったけど…これまでより正確な操縦を身につけることができたんです。
昨年11月のバルセロナテストで2024年機に乗り換えて、3周目には『これなら戦闘力を上げられる!』って思いました。
今後は地に足をつけ、夢が消えてしまわないように、このまま上手くこなしていかないと。」

【表彰式前の控室で、今回は転倒のリスクが大きかったと話し合っていたようだが…】
「この気温のせいで、トラックが限界ギリギリだったんです…フロント操作が大変で、何度も転倒しそうになってました。
ファビオの後ろにいた時は特に大変だったんで、抜けるチャンスがあった時にすぐに攻めました。
単独走行になった途端、マシンの様子ががらりと変わり…前後輪とも問題なしって感じになったんで、後続とのギャップをコントロールしながら自分のタイムを刻んでいったんです。」

(参照サイト:『Motosprint』)

POSTED COMMENT

  1. フルバンク より:

    昇格6年目での初優勝️は長く苦しい道程でしたねぇ、苦労が報われおめでとうございます。

  2. カル より:

    ほんとスペインって情熱の国だわ!
    こんな応援あったら選手として最高だよね。
    凄くジーンときた。アレックスおめでとう!

  3. 鯖通り より:

    モト3タイトルが3年目、モト2タイトルが5年目、モトGPが今年6年目ですね
    大器晩成タイプがついに偉業を成し遂げる時が来るかもしれません。
    (現行区分で初の全クラスタイトル獲得)

  4. GPファンファン大佐 より:

    アレックスおめでとう!
    苦節6年悲願の優勝獲得ですね。
    誰もが今年のアレックスはチャンピオン候補だと認めてますね。
    頑張れ三クラス制覇!

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