
『クアルタラロー:新エンジンは俊敏性を保ちつつパワーアップしてる!』
★4月25〜27日、スペインGPが行われ、モトGPクラスのファビオ・クアルタラロー(ヤマハファクトリー)が予選首位、スプリントはリタイア、決勝2位だった。現在、総合6位(−90ポイント)。
今回は2022年インドネシアGP以来のPPを獲得し、2023年10月インドネシアGP以来の表彰台も獲得した。
★4月28日(月)、ヘレス公式テストでは3位だった。
★同テスト終了後、クアルタラロー選手がイタリア『SKY』で次のように話した。
【新エンジンは好感触だったそうで…】
「まだやるべき作業はあるけど、でも、満足して良いと思います。
新エンジンのおかげで、今までより少し速くなったようで…しかも、マシンの俊敏性は落ちてないんですよ。
それって、けっこうポジティブなことでしょ…この方向で進んでいけたらと思ってます。」
【新エンジンはどのようなコンセプトで開発されたの?】
「おもな目標は、今まで通りの俊敏性を維持しつつパワーアップさせることだったんですが…なかなか良いんですよね。
上手くいったと思うんですよ…とは言え、まだまだ先は長いんで、小さな一歩って感じだけど。でも、一歩前進できたんだからポジティブでしょ。」
★同エンジンは第3号基として認証を受け、次のフランスGPで使用される予定。
なお、最近、ヴァレンシア・プライベートテストでアウグスト・フェルナンデス(テストライダー)がV4エンジンを試していたが、今回のヘレステストに投入されたのは並列4気筒エンジンである。
ヤマハは両タイプのエンジン開発を同時進行させており、今シーズン中のワイルドカード参戦でV4エンジンを実戦投入する可能性もある。
(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram)