マルティンの現状、アプリリアの心情

『マルティンの現状、アプリリアの心情』

★5月31〜6月1日、ミザノサーキットでアプリリアによるファン感謝祭が行われ、今年末の離脱を希望しているホルヘ・マルティンも参加した。

★同フェスティバル中、マルティン選手がイタリア『SKY』で次のように話した。

【アプリリアとの問題は解決できそう…？】
「どうにかして解決できるでしょう。とにかく、言うべきことは言ったんで…そこが重要ですよね。
今週末は楽しむことに集中しますよ…今後のことは月曜以降に考えます。
本音を言えば、先週はちょっとびびってたんですよね…このフェスティバルに参加して、どう言う空気になるのか分からなかったんで。
でも、すごく歓迎してもらえて…来て良かったです。」

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★同フェスティバル中、マッシモ・リヴォラ（アプリリアレーシングCEO）が次のように話した。

【マルティン選手について、ファンの皆さんにアンケートを取ったところ、『継続して欲しいが、離脱すると思う』と言う意見が多かったが…】
「まぁ、私の気持ちは分かっていただけるでしょう…『放蕩息子のたとえ話』に出てくる登場人物の1人を演じる覚悟はできてますよ…だからこそ、両手を広げて迎え入れるよう待ってるんですから。
とにかく、完治するのを待ってます…長い間、苦しんてきた者の気持ちを理解するのは、それほど難しいことではありませんからね。だから、良いんですよ…戻ってくる日を楽しみにしています。
戻ってきたら、先日、優勝したばかりのベッツェッキのサポートをしつつ強い走りを見せてくれることでしょう。残りレースはまだまだあるんだし、マシンももっと改善が必要なんですから。
現在、順調に成長しているのだから、歩みを止めるつもりはありませんよ。」

【フェシティバル中、マルティン選手が『僕もマシンに乗りたい』と言った時は…？】
「『頼むからやめてくれ』って言いました…とりあえず、『ライダースーツは持ってきたのかい？』と訊いたら、何も持ってきてないって言うんで、『そりゃあ、良かった』って言ってね。
そうしたら、『Alpinestar』のショップを探し出して、店が空っぽになるほど用意してきたんですよ。
まぁ、きちんと考えてくれてましたけどね…660cc機で走ってくれてたんで。バイオッコに、『近くでサポートしてくれ』って頼んでおきましたけどね。
その後、今度はRSV4機に乗りたいって言い出したんで、『分かった、でも、コーチとして乗ってくれ』って言ったんです。つまり、（『ONCE IN A LIFE OPPORTUNITY』企画の）観客が来るのを待たなければならないわけで…。
実にきちんとやってくれましたよ…最高のコーチでね。素晴らしかった。けっこう気を遣ってくれてたんじゃないんですか。」

★なお、リヴォラCEOは同フェスティバル中、グッツィ機での転倒により右手薬指を骨折し、次のように話した。

「はりきり過ぎてしまってねぇ…コーナー3つ超えた辺りでハイパースペースに突入してしまい、けっこうガツンとやってしまいました。
まぁ、選手らの気持ちを理解しようと思ったら、とことん同じような経験をしてみないとね。4速でのハイサイドだったんですが…まぁまぁまぁまぁ、凄かったですよ。」

L'ad di Aprila Racing è andato a terra durante la gara del Trofeo Moto Guzzi a Misano: "ho fatto un bell' high side, ma mi sono rotto solo un dito" https://t.co/TOG4BNhWWB #motogp #massimorivola #infortunio #Aprilia #motoguzzi

— GPOne.com (@gponedotcom) June 1, 2025

★6月2日、マルティン選手はスペインで胸部と手首のCT検査などを受け、以下の結果となった。

・全体的な検査結果はポジティブであり、肋骨の骨折は予想通りに治癒してきている。

・手首に近い橈骨は癒合しているが、舟状骨の断裂線はまだ目視できる状態なため、治療の継続が必要である。

・回復時期については、1ヶ月後の検査で判明する模様。

（参照サイト：『Moto.it』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（参照サイト：『Corse di moto』）
（Photo：Instagram）