MotoGP

マルティン説明:アプリリアでやり直せるのか、謝罪は、ファンの批判は?

『マルティン説明:アプリリアでやり直せるのか、謝罪は、ファンの批判は?』

★7月18〜20日、チェコGPがブルノ・サーキットで行われる。

★7月17日、同GPで復帰するホルヘ・マルティン(アプリリアファクトリー)が、木曜会見で次のように話した。

[ 前半はこちら ]

【一度は失望したチームと再タッグを組むわけだが…】
「ああなってしまった後、こうしてパドック入りするんだから…まぁ、ちょっとはピリピリとかするのかもね。
でも、いちばん重要なのは続けるってことだから…何か上手くいかないことがあったら、チームは僕と話し合いができるんだし、遠慮なくそうすべきでしょ。
(アプリリアに対し)謝罪はしてません…しなければならないとも思ってません。こうしてまた再タッグを組むこととなり、もしチーム側が『関係修復のためマルティンは何かすべきだ』と思うなら、しますよ。
僕にはアットホームは空気が必要だし、そう言う空気を作るためなら頑張ります。既に全員と話しはしてあるし。
まぁ、たやすいことではないだろうし、すべて順調とは言えないけど…でも、最善の結果を目指し、ベストを尽くすつもりです。」

【これまで、どんな心境だったの?】
「こう言う状況に対し、準備なんてできませんからね。カタールでの一件は本当に酷いもので…僕の気持ちを理解しているのは、父と僕の彼女だけです。
あの2人のおかげもあって、ここで、今こうしていられるんです。」

【例の『(1年で契約解除できる)条項』については…?】
「もう、その話はごめんですよ…馬鹿じゃないんだから。あの条項がなかったら、こんな風にはならなかったでしょうね。
僕は僕なりに解釈し、(アプリリアは)別の解釈をし…そのせいで、この数ヶ月、これほどの話し合いになってしまったんだから。
重要なのは、今、僕はアプリリアに居るってことで…何がどうなってたかについては、今、説明しましたよね。もう、これでお終いにしましょうよ…。」

【では、これからについては…?】
「僕もアプリリアも初日から、常に誠実な姿勢を取ってきました…何が起きたかは分かってるけど、また共同作業に取り組む必要があることも分かってます。
トップを目指し、皆で頑張っていきますよ。」

【アプリリアに対しては…?】
「ここまで行ってきてくれた作業に感謝してます…もし、この先、優勝できたら、まぁ、マッシモ(アプリリアレーシングCEO)に『継続してくれて有難う』って言うでしょうね。
僕らは互いに、このプロジェクトに再度取り組むチャンスを与え合わなければね。」

【先程、『自分の将来に疑念が生じた』と言っていたが…】
「入院中、レース復帰できるかどうか分からなかったんですよ…それが一番不安でした。あの辺りはキツかったですねぇ。
本当にモトGP復帰ができるのか…分からなかったんだから。その辺りから、また別の不安が出てきて…時間をかけ、冷静になろうと努めました。」

【多くのファンから批判されているが…】
「もちろん、ファンの皆さんは大切な存在ですからね…このスポーツの原動力なんだから。
気持ちは分かります…でも、自分にとってベストだと思ったから、僕はああ言う行動に出たんです。
(批判している)ファンの皆さんの一部が、また僕を応援してくれることを願ってます。とにかく、批判についてはあまり心配してません。むしろ、支えてくれた人達や家族の方に気持ちを向けていきます。」

【いつ頃、表彰台に上がれそう?】
「どのぐらいの期間が必要かは分かりません…予想も立てたくないです。全力で頑張りますよ…競争するために戻ってきたんであって、ただ周回を重ねるためじゃないんだから。
夏休み前のチェコで復帰するのが重要でした…まずは印象を掴み、夏休み中にトレーニングして100%の状態の戻していけるでしょ。
表彰台や優勝争いができるようになるまで、猶予期間が持てますからね。」

【2024年のように、チャンピオンになれるぐらいのレベルに戻れそう…?】
「もちろん、以前のレベルに戻れるでしょう。ただ、現在のモトGPのレベルが、どれぐらい上がったかも見極めないと。
けっこう欠場が続いたんで、ちょっと時間が必要ですよね。とは言え、こうして戻ってこれて、またマシンに乗れるなんて嬉しいですよ。」

[ 完 ]

(参照サイト:『Corse di moto』)
(Photo:Instagram

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POSTED COMMENT

  1. kai より:

    付いてしまった悪いイメージは、結果を出して汚名返上するしかないですね。
    それから今回の騒動が他のライダーの契約遵守に繋がるような影響を与えてくれる事を願ってます。

  2. maxtu より:

    まぁ、HONDAはルーカ放出の既定路線でマルティンを迎える気満々だったけど、満額の違約金負担、下手すればスポーツ裁判に巻き込まれるリスクをみて手を引いたってオチでしょうか

    そもそも難解なオプション条項を盛り込んだから怪我で不安定と相まって邪な感情がでたわけで…Aprilia側も反省しないとね
    マルティンのクルーはマルティンが結果を出せば付いていくだろうけど、ベスとベスのクルーは納得いかないだろうなぁ
    ここまでマシン作って結果も出してきたのに、今さらマルティンにエース面されて掻き回されたらやってられない

    怪我明けでどこまで戻ってるかわからないけど、「あのマルケス」を早々に倒し優勝で周りを黙らせるしかないよね
    身から出た錆とはいえハードルは高く、猶予もない過酷なミッション

  3. 鯖通り より:

    アプリリア側はマッシモはじめスタッフもファンも求めているのは謝罪などでは無く結果、勝利とタイトルですからね。
    雨降って地固まるという考え方がスペインやイタリアにあるか判りませんがそうなる事を期待しましょう。

    バイクはベッツェッキ達の努力で仕上がりつつありますので足りないピースは完全に準備の整ったマルティネーターだけですよ。

  4. dai-34 より:

    これまでMotoGPではドゥカティ機しか乗ってこなかったマルティンがアプリリア機でどれだけ強い走りを見せられるか
    これまでの2年間はチームメイトに対して大きな差を付けて勝ってきた
    対ベッツェッキで言うと、この3年間ランキングで負けたことは無いが、ベッツェッキは常に型落ちのマシンだった
    全く同じマシンで戦った場合どうなるか?
    マルケスも言っていたが、MotoGPで使う筋肉はMotoGPで走ることでしか鍛えられない
    アプリリア機に慣れることも含めると序盤の数戦は我慢のレースになる可能性が高い
    シーズン終盤にベッツェッキを上回る結果を何度か残せたら十分合格だろう

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