
『レッジャーニ:2015年のマルケスは、二輪レースに対する敬意の気持ちが欠けていた』
★ローリス・レッジャーニ元選手(90年代前半、250ccクラスでアプリリア機を駆って活躍。引退後はモトGP中継で解説を担当していた)は少し癖のあるタイプだが、その分析コメントは的を得ていると評判が高い。
★7月中旬、レッジャーニ氏が『Fanpage』のロングインタビューで、次のように話した。
【マルク・マルケスにこれほど多くのアンチがいるのは、ヴァレンティーノ・ロッシとの2015年問題のせいだと思う?】
「そうでしょうね…あの年、すべてが変わってしまったから。
マルケスには、二輪レースに対する敬意の気持ちが欠けていて…あの年のマルケスは、人として失格だったんですよ。
実は、私はマルケスのファンだったんですよ…ロッシよりマルケスの方が好きだったし、マルケスがモトGPに昇格し、才能に見合う存在になってくれて本当に嬉しかった。
マルケスの才能は確かなもので、それは誰もが認めるでしょう…ただ、人として、多くのものを失ってしまったんですよ。
多分、ブーイングは続くだろうね…ただ、あれから10年経ったとは言え、謝罪すれば済むことだとは思いますけどね。」
【セパン決勝中、ロッシ元選手がマルケス選手のマシンを蹴り倒した件については…?】
「ロッシはマルケスを蹴ってはいないし、ドルナ(運営会社)もそんな風には思ってませんよ。
そもそも、150kgのモトGP機が走行している最中、生身の人間が蹴り倒すなんてことは不可能だから…たとえ低速走行してたとしても無理ですよ。
あの年のロッシは、タイトルを取って然るべき走りをしてましたよ…開幕戦からラスト2戦ってとこまで、首位を維持してたんだしね。
ロレンソの方が勝ち星は多かったが、ロッシの方が安定してたし、ヴァレンシア最終戦の後、ロレンソ自身が『あの騒ぎのおかげもあって…』と認めてたじゃないですか。
もしラスト3戦が然るべき形で行われていたら…ロッシは36才にして、タイトルを獲得していただろうね。」
Loris Reggiani riaccende il 2015: 'Marquez piccolo uomo, dovrebbe scusarsi con la MotoGp' https://t.co/tAqSz73VhT
— Everyeye.it (@Everyeye) July 19, 2025
(参照サイト:『Motosprint』)
ロジアーニ!懐かしいですね…ビアッジが来る前のミスターアプリリアって印象がある人
あの件に関してはここでも何度も議論されてるようにどちら側に立つかで変わりますし、ロジアーニはイタリア人なのでこういう意見になるでしょうね
個人的にはマルケスはこれまでのロッシのやり方が通用しない相手だったのが一番の誤算だったと思います
あと、キック事件があったため2015年ばかり話題に上がりますが、翌年の2016年もロッシはランキング2位になっている
前年よりポイント差があり最終戦までもつれなかったので印象が薄いが、タイトルを獲得したのは御存じの通りマルケス
ロッシは2年続けてマルケスに邪魔されたようなものなので、それも怒りが収まらない理由の一つになってるんじゃないかなと
個人的にはこの2015年の件よりも2018アルゼンチンgpでのマルクの行為があってから応援する気が無くなりました
確かに才能は歴代でもズバ抜けてるし記録を塗り替えるだろうけど走りを見て胸が熱くなるかと言えば…
基本ミーハーなんでスポーツ全般最強のスーパープレイヤーに惹かれるけどmotogpでは遥かに記録の及ばないストーナーや現役ではクアルタラロの走りの方が熱くなれる
凄い的を得ている意見。全てを簡潔に語っている。
その通りだと思いますね。
過去のマルケスはそうだったかもしれない。でもロッシはロッシでわりと似たようなことをやってたという意見もある。
そのへんは毎回議論になるけど、過去のことは置いておいて現在に目を向けると、マルケスは精神的に成長したと思う。ロッシはどうかな?
そもそもオーストラリアでマルケスはロレンソより先にゴールしてるんですよね
ロレンソをチャンピオンにさせたかったらマルケスは2位になってるはずで、そうすればロレンソは残り2戦両方勝つとかすれば自力でチャンピオン取れたんですよね
でもマルケスが先にゴールしたからロレンソは残り2戦を優勝してもロッシは両方とも2位になるとチャンピオンになれず自力では無理になったんですよね
そう考えるとロッシがセパンで言ったことは嫌がらせでしか無いよね
二輪レースに敬意があるって言えるのだろうか?