
『ストーナー:マルティンよ…苦境の中でこそ、人は成長できるものだよ』
★8月15〜17日、オーストリアGPがレッドブル・リンク(サーキット)で行われている。
★今回はケーシー・ストーナー(39才、モトGPタイトル2回獲得)がパドック入りしており、土曜日の『レジェンド・パレード』に参加する予定。
★8月14日(木)、ストーナー元選手が会見で次のように話した。
[ 前編はこちら ]
【ホルヘ・マルティンも現状打破を目指して頑張っているが…】
「確かに、厳しい状況にいますよね…チャンピオンになった途端、一難去ってまた一難って感じでねぇ。
ペッコと同じことが言えると思いますよ…まぁ、置かれてる状況は違うけど。こう言う時こそ学べるもので…苦境にあってこそ、自分の中の資質を見いだせるわけでね。
マルクだって、そうだったじゃないですか…もはやトップには返り咲けないだろうって感じだったのに、今はああでしょう。多分、本人にとっても過去一のシーズンを送ってるんじゃないんですか。
この先、ホルヘにどんなものが待ち受けてるかは分からないが…さらに強くなって蘇る可能性は確実にあるでしょうからね。物凄い才能の持ち主なんだから、きちんとした方向に一歩ずつ進んで行けば、来年、タイトル争いができても不思議はないでしょうね。」
【貴方が支持していたマルコ・ベッツェッキが、今年はなかなかの活躍ぶりで…】
「実力を発揮できずに苦戦してましたからねぇ…モトGP昇格した際、既に諸々のコントロールシステムが導入されていたから、なかなか違いを生み出せずにいたのでしょう…足かせをはめられてたようなものでね。
僕も2012年に、そう言ったものと戦ってたんですよ…マシン操縦がつまらなくってねぇ。今はさらにコントロール機能が増えてしまい…本当に、どうしてなんでしょうねぇ。
安全のためってことじゃないでしょ…ここ数年、より安全になったとは思えませんからね。去年なんか、出場選手の半分がケガしてたじゃないですか。
僕の考えで…転倒して痛い思いをすれば、さらに気をつけるようになるものなんですよ…ところが、安全面が高まれば、恐いもの知らずになってしまうわけでね。
今となっては、人と違うことができる点と言えば…ブレーキングだけなんですからね。」
[ 完 ]
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)
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苦しい状況でもがきながらも解決策を見つけようとしているペッコと思い通りにならないからといって責任を放り出して我が儘を通そうとしたマルティンを同列に並べるのはいかがなものか?
転んで、痛い思いをして上手くなる。
そこはプロも我々アマチュアも同じなんでしょうね。
私のバイクはトラコンも6軸センサーもアシストクラッチすらもついていませんが、自分で操る醍醐味があるということにしています笑