MotoGP

バニャイア我慢の限界『ドゥカティよ、現状をきちんと説明してくれ』

『バニャイア我慢の限界:ドゥカティよ、現状をきちんと説明してくれ』

★8月15〜17日、オーストリアGPが行われ、モトGPクラスのフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が予選3位、スプリントは技術トラブルでリタイア、決勝8位だった。現在、総合3位(−197ポイント)。

★決勝後、バニャイア選手は、まず、スペイン『DAZN』で次のように話した。

【今回の決勝については…?】
「僕は全力で頑張ってるんですが、首位と12秒差でゴールし…他の選手らに付いて行くのも大変でした。
皆、強い選手ではあるけれど…これまで僕はここで常に速く走れてたたのに、一体どうしたら12秒差なんかになってしまうのか。
僕は常に集中してるし、パニックになったことはないんですが…ただ、こんな風にどんどん抜かれまくるなんて、ちょっと普通では考えられないでしょう。
きちんと説明してもらいたいんですよ。」

【ドゥカティに説明してもらいたいと言うこと…?】
「そうです。」

【もう我慢の限界…と言う感じ?】
「けっこう、そんな感じです。」

【ドゥカティからは何と言われてるの?】
「今のところは、なにも…(説明を)待ってるところです。」

★次に、バニャイア選手が囲み会見で次のように話した。

【レース前半はなかなか好調だったが、後半は後退してしまい…】
「僕には説明できません…説明のしようがないんで。
リアタイヤが逝って、後退しだして…これまでいつも、このトラックでやってたようなタイヤコントロールができなかったんです。
首位と12秒差でゴールし…ラスト2周なんか、1周あたり2秒遅くなってました。」

【これまで好調だったトラックでの苦戦が続いているが…】
「もう何度も言ってきたことですが…自分の実力は分かっているし、去年までどんな走りができてたかも分かってます。
どう走るべきか…今年は忘れてしまったんですよ…それで、こんな状態なんです。
レースタイムを見る限り、僕は今までより速くなってるのに…走り方を思い出す必要があるんでしょうね。」

【金曜セッションではポジティブな様子だったのに…例えば、気温低下が影響したとか?】
「普通に考えれば、涼しくなれば速くなるはずなんです。正直、なんて言っていいのか…。
金曜午前セッションでは速かったし、コンスタントな走りができてました…午後も土曜午前もそんな感じでした。
(両レースとも)ポイントを稼げそうな状況だったのに、散々な結果になってしまい…どう言う風に考えれば良いんですかね。」

【貴方は優勝争いの常連だったのに…】
「またそうなって、楽しめればと思ってるんですが…そうはならないでしょうね。開幕時から何も変わってないのだから、今になって何か変わるとは思えないんで。
でも、僕としては復活できたなら、これまで以上に素晴らしいものになるとは思ってます。」

★そして、バニャイア選手がイタリア『SKY』で次のように話した。

【今回の決勝については…?】
「何がどうなってしまったのか知りたいです…今シーズンずっとっそうなんですが、理解し難いことが起きるんですよ。
ここではずっと速い走りができてたのに、今日は8位争いの末に首位と12秒差でゴールしました…本当に遅かったんですよね。
受け入れがたいことだと思ってます…これまで苦戦してきたトラックは仕方がないけど、ここはそうじゃないんだから。どのセクターでも遅くなってました。
僕の前を走っていた選手らは、僕よりずっと上手く走ってましたよ。」

【ここは貴方の得意コースなのに…】
「去年の自分と比べても、12秒遅かったんですよ…今年は開幕時から何か足りないんですが、それが何なのか分からないんです。
詳しいことは話せませんが、今回は実にポジティブなレースウィークだったんですよ…金曜はユーズドタイヤで万全だったし、土曜午前もそんな感じでした。
スプリントはああ言うことになってしまったけど、今朝のウォーミングアップだって完璧だったんです…ところが、午後はいつもの感じに戻ってしまって。
ポテンシャルは高いし、自分に何ができるかも分かってます…でも、足かせでもはめられているようで。
ここはタイヤ消耗の激しいコースで、実際、今回も激しかったんですが…どう言うわけか、僕はリアタイヤのマネージメントができなくなってしまったんですよ。」

(参照サイト:『Moto.it』)

POSTED COMMENT

  1. GPファンファン大佐 より:

    気持ちはわかるけど・・・。
    チームに詰め寄っても良い結果はえられないよなぁ。
    なんで遅かったのか説明しろっていわれても・・・、もう一台は超速なんだから。答えはそこにあるって感じで。
    ドカティ以外が速くなってるのも客観的な事実だし。それはコンセッションなりの効果で当たり前ともいえるし。最終的に違いを見出すのはライダーだとストーナーも思ってるわけで。
    もしかしたら、私ら 素人モトGPファンにはわからないなにかあるのかもしれないけど。
    何か気持ちの落としどころを見つけないと、来年のモチベーションがなくなっちまいそうにみえるね。
    来年早々に他メーカーに売り込みに行ったほうがよさそうだ。

    27年。バニャイヤの身の振りどころは???

    1)アプリリア
    2)HONDA
    3)KTM
    4)YAMAHA
    5)SBK DUCATI?
    6)・・。

    来年(27年の)のシート争いがどうなるか楽しみ。

  2. 桑田裸郎 より:

    マルティンとトレードすると丸く収まりそう

  3. バリー#7 より:

    移籍フラグだなこれは
    ホルへの後釜でアプリリアとか

  4. TO24 より:

    アプリリア移籍が可能性としては高いんだろうけど、27年にはミルかマリーニに代わってホンダ入りも可能性としてはありそう
    リンリンと入れ替わりでヤマハに来てロッシ、ロレンソ時代の輝きを取り戻して欲しい気持ちもあるけど

  5. Formula 750 より:

    テストライダーのピロ選手に2026年度モデルの特性なんかの情報収取して色々と思案しているんでしょうね
    ミシュランタイヤが来年度で供給終了なだけに来年度までは我慢なのかな?

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

 

ITATWAGP | イタたわGP