
『バニャイア:今、僕は悪夢の中にいる…』
★9月12日(金)、サンマリノGPのモトGPクラスでフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が、午前セッション(FP1)8位、午後セッション(PR)13位だった。
★先行機の何台かが転倒や技術トラブルでリタイアしたものの、グリッド順位より後退してしまった。
★スプリント後、バニャイア選手が次のように話した。
【今回のスプリントについては…?】
「ピットボックスに戻って、全部分析してみたいって言う以外…特に言うことはないです。今日、何がどうなってしまったのか…僕には分からないので。
きちんと説明できてたら良いんですが…でも、本当に僕にも分からないんです。今、僕は悪夢の中にいるんです…とにかく、前を見つめて、ちょっとでも光を見つけたいです。
奇妙な状況で…カオスって感じでした。」
【走り心地はどうだったの?】
「マシンは止まらに、コーナーにも入れない…何も機能しませんでした。今日は…何か大きな問題があったんです。
金土曜の各セッションと比べ、ペースが1秒から1秒半遅く…今朝までは表彰台レベルのリズムを出せていたのに…ところが、スプリントでは最初のブレーキングから手こずってしまい…フロントがあちこちに行ってしまうんです。」
【希望が見えてくると、新たな波にさらわれてしまう…どう立ち向かって行くの?】
「僕は色々なことにとらわれず、トラックに出てプッシュすることができるタイプなんです…今までも、ずっとそうしてきました。
大きな荒波ではあるけど、でも、気持ちは強い方なんで…だから、くじけるようなことはないでしょう。いつも自分の力を…チームのことを信じているんで。」
努力を続け、いつの日か復活しますよ…その日が早く来てくれると良いんですが。残念ながら、今シーズンはたいしたことは出来ないでしょう…とにかく、歯を食いしばって頑張らないと。
明日は普通のレースになってくれることを祈ります…とにかく、楽しみたいだけなんで。
【明日はどうなりそう?】
「マシンがきちんと動いてくれたら、上位を走れるでしょう…でも、今日みたいな調子だと無理でしょうね。
とにかく、何がどうなってしまったのかを突き止めないと…今回のスプリントは、けっこうなストレスだったんで。」
【日曜ウォームアップに向け、何か策はあるの?】
「今日はどこにも手を入れてないんで、明日もそうするつもりです…マシン自体はきちんと動いてたんですから。」
【予選までは順調だったの?】
「予選(8位)は僕のせいなんですよ…良い感じで周ってたのに、いくつかミスをして0.2秒ほどロスしてしまったんです。
マシン自体はファーストロー獲得が可能な状態だったのに…僕がミスったんです。」
【ケーシー・ストーナーがピットボックスに来てたようだが…何かアドバイスしてもらった?】
「ケーシーはいつも手を差し伸べてくれますね…今日は前にアドバイスしてもらったことを試してたんですが、速い走りができてたんです。
でも、レース本番ではもう無理だったんですよ。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)