
『バニャイア:ダッリーニャ我慢の限界コメントは…然るべき発言なら批判にならない』
★9月12〜14日、サンマリノGPが行われ、モトGPクラスのフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が予選8位、スプリント13位、決勝は転倒リタイアとなった。現在、総合3位(−ポイント)。
★9月15日(月)、ミザノ公式テストではセッション総合8位だった。
★同テスト終了後、バニャイア選手が会見で次のように話した。
【今回のテストについては?】
「今日は新しい物を試すのではなく、今使っている物に集中すると言うことが重要でした。
今後の方向性を探るため何ヶ所か荷重を移動をさせたり、セッティングを変えてみたりしてました。
まぁ、けっこう戦闘力は高かったですよ…ペースも超速だったし。特にユーズドタイヤの時がそんな感じで…ここ最近、そう言うことはできなかったんですよね。
もちろん、トラックのお陰と言うのもあるんですが…とは言え、昨日は最終的に転倒してしまいましたけどね。
とにかく、正しい方向に進んでいるんじゃないかと…けっこう自信はあります。でも、次の日本GPに全てを持って行くことができるかどうかは分かりませんが。」
【路面コンディションは、昨日とけっこう違ってた?】
「昨日と比べ、それほど大きな違いはなかったです…おそらく、昨日よりグリップが上がっているコーナーがいくつかあった程度ですね。
とにかく、バルセロナやアラゴンの時とは違い…あんな風にがらりと変わったってことはないです。」
【決勝での転倒後、月曜テストの予定を変えたそうだが…】
「昨日の僕の転倒については、皆、それなりに喜んでたんですよ…と言うのも、転倒したと言うことは、『僕がトライした』ってことを意味するんで。
転倒がポジティブな意味合いを持つと言うのは、良くあることで…現状を分析するのに役立つわけだから。とは言え、『昨日のレースのことは忘れて、いつもとは異なるテストを組み立てた方が良い』って言うのが、皆の気持ちだったんですけどね。
つまり、新マテリアルに集中するのではなく、これまでの感触とパフォーマンスに集中する…ってことです。」
【ケーシー・ストーナーがピットボックス入りし、ずっとサポートしてくれていたようだが…】
「午前セッション中なんか、ケーシーが僕のマシンに手を入れてたのを見ましたよ(冗)!
可能ならば、いつもピットボックス入りして欲しいです…もちろん無理なんですけどね。ケーシーのようは人物の意見を聞きまくれるなんて…本当に貴重ですよ。
僕らはウマも合うし、考え方も同じなんで物事がスムーズに進むんです。あと、ケーシーは僕のチーフメカニック(ガバッリーニ)とも親しいんで…2021年ぐらいから、今みたいにサポートしてもらってます。かなり分析的なコメントをしてくれるんですよ…時々、度が過ぎることもあるんですけどね(笑)。とにかく、目が肥えてるんで…あと、ポッジャーリ(ドゥカティコーチ)もそうですね。2人で一緒に作業してましたよ。」
【昨日、ジジ・ダッリーニャが、『私もファンも我慢の限界です』とコメントしていたが…】
「どんな質問に対して、そう言ったかにも依りますよね…然るべき形の発言なら、決して批判にはならないものでしょう。記者の皆さんも、たまに少しあくどい書き方をするし…(笑)。
何戦か前から言い続けてることなんですが…ピットボックス内の雰囲気は全然変わってません。一緒に作業しているし、スタッフ陣も僕同様、苦戦してるんです。
皆、僕が必要とする物を提供しようとして頑張ってくれてるし、チーム自体、現状に満足してませんから…自分達の選手には1〜2位になって欲しいわけですからね。
ところが、ここ最近はずっと苦戦してしまってるから…満足できなくって当然なんですよ。でも、今、皆で頑張ってるところなんで。」
(参照サイト:『Gpone』)
(Photo:Instagram)