MotoGP

ドビツィオーゾ『勝つために、才能よりも重要なものとは?』

『ドヴィツィオーゾ『勝つために、才能よりも重要なものとは?』

★伊サイト『Mowmag.com』のコジモ・クーラトーラ記者が、アンドレア・ドヴィツィオーゾ(39才、モトGP総合2位3回獲得)にインタビューのオファーを出した。
ドヴィツィオーゾ元選手のモトクロストラック『04 Park Monte Coralli』を訪ね、モトクロスや耐久用トラック、パンプトラック、ミニクロス等をすべて一緒に試しつつ、最後にインタビューも行うと言う予定だったのだが…
3日前にドヴィ元選手から連絡があり、「モトクロスで転倒してしまい、しばらく、オートバイに乗れない。しかも、当日は雨の予報が出てるから…延期にするかい?」と言われてしまった。
結局、延期はせず、一緒に昼食を取った後、インタビューだけすることにした。
土砂降りの雨を眺めつつ、カペレッティのスープをすすりながら二輪レースについて語り合う…ドヴィツィオーゾと一緒に、こんなにゆったりとした時間を過ごすのは初めてだった。
話し始めて15分ほどで、実に魅力的な人柄であることが分かる…ストレートながらシニカルで、機転が利いて礼儀正しい。皆にミネラルウォーターを注いでくれ、ウェイターにも親切だった。
食後、『04 Park Monte Coralli』の広大な敷地の中、雨に濡れない場所でインタビューを開始した。

【勝つために、才能よりも重要なものってあるの?】
「(少し考えてから)目標を達成できるかどうかは、ハングリー精神が大きく影響するだろうね。才能には限界があるけど、勝ちたいって言う渇望感は無限だから。
多くの選手にハングリー精神はあるけれど、でも、長くは続かないんだよ…重要なのは、そうした熱い気持ちを何年も何年も保ち続けられるかどうかだから。」

【君は16才で世界選手権のフル参戦を始め、18才で125ccタイトルを獲得した…】
「2008年に…22才の時にモトGPデビューした時も、そう言う気持ちでいたんだ。その時は、タイトル10回ぐらい取れるんじゃないかって状況だったしね。
まぁ、それはちょっと大げさかな…でも、夢を見てたんだよ。とにかく、ある程度は勝てるって思ってた…自分に、そう言い聞かせてたからね。
ところが、現実を突きつけられるんだ…努力しなければならないってね。(モトGP昇格した時点で)基本的なものは揃ってるんだよ…才能とか運とかね。でも、努力なしでは多くの選手らのように、数年で終わってしまうんだ。
僕の場合は周囲の人達のおかげで、色々な考えを受け入れられるようになって…それって、けっこう大変なことだから。おかげで、自分の限界に挑戦することができたんだ。
けっこう辛かったけど頑張って続けて…キャリア終盤にはベストリザルトが出てくれて。当初は辛かったけどね…けっこう苦しんだから。」

[ 中編に続く ]

(参照サイト:『Mowmag.com』)
(Photo:Instagram

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