
『バニャイア:僕は説明し疲れた…技術的なことはプロジェクト責任者(ダッリーニャ)に訊くべき』
★10月17〜19日、オーストラリアGPがフィリップ・アイランド・サーキットで行われる。
★10月16日、フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティファクトリー)が木曜会見で次のように話した。
【インドネシアGPで、また調子が落ちてしまった件については…?】
「うちは同じチームで作業をしてきてるんで、進んでいる方向は常に同じであるはずです。
僕は今シーズンずっと説明をしてきたけど、もう技術的なことについてはうんざりしてるんですよ。そう言った内容については、このプロジェクトの責任者に訊くべきでしょうね(※ジジ・ダッリーニャを指している)。」
【貴方自身、今週末に向けては…?】
「マシンの感触次第でしょうね…茂木のような感触なら表彰台争いが可能だろうけど、またマンダリカみたいな感じだったら厳しい週末になるでしょう。完走できるかどうか…って問題ですよ。」
【この後の予定は…?】
「1時間後にチームとミーティングをします。本当に解決策を探り当ててくれてたら良いんだけど…正直な話、マンダリカは心底キツかったんで。」
【実はインドネシア決勝で、貴方が故意に転倒したのではと言ってる者もいて…死ぬ可能性だってあるのだから、そんなバカなことはしないと私は思うのだが…】
「貴方の思っている通りなので…答える必要はないでしょうね。」
【今回はマルク・マルケス欠場なので、ピットボックス内は全員が貴方に集中してくれるのでは…?】
「茂木では、全員がマルクに集中してたと思うんですよ…タイトル獲得がかかってたんですからね。そんな中で僕はレース優勝したんです。
正直なところ、僕に集中してくれるかどうかではなく、マシンの調子がどうかと言う問題だと思います。同じマシンが茂木では絶好調で、その1週間後のマンダリカではきちんと動いてくれない…。
つまり、その点をきちんと理解すべきだと言うことなんです。」
【貴方はドゥカティに入って長いが…全体的にマシンのバランスは、けっこう変わってきてるの?】
「正直なところ、そう言う点で問題を感じたことは一度もありません。2021年にファクトリー昇格し、基本的にきちんと機能してますよ。
今シーズンのような感触になったことは一度もないんですよ。2023年機なんか、エンジンブレーキのせいでフロントが押してしまって…それまでと違う感じのマシンになってたけど、でも、大丈夫でした。マシンに対する僕の感触も同じだったし。
今は、また別の問題なんです。まるでマシンの機能の仕方が変わってしまったような…そのせいで、僕の中では本当に変な感じなんです。」
【総合2位獲得は、まだ可能だと思う?】
「マシンのパフォーマンス次第でしょうね。」
【インドネシアGP後、どんな風に過ごしていたの?】
「実のところ、けっこう気分は良かったです…さいわい、1週間前の茂木が好調でマシンの感触も良かったんでね。プッシュもできたし、優勝もしたし。
つまり、操縦の仕方を忘れてはいないわけで…だから、帰国して、次のオーストラリアで好感触をつかめることを期待しながら過ごしてました。
ここはかなりの高速コースで、ちょっと流れが悪いと言うか…ブツブツ途切れる感じなんですよ…あと風もすごいから、フロントが不安定だと悪夢のような状況になってしまうんですよ。」
(参照サイト:『Moto.it』)
(Photo:Instagram)